実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住71歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
![夫婦](https://imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/5/0/8/6/3/8/202501301103/pixta_48732464_M.jpg)
同居家族構成:本人、夫(71歳)
居住地:大阪府
リタイア前の雇用形態:パート
リタイア前の年収:200万円
現在の金融資産:預貯金9000万円、リスク資産4000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:不明
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):1万5000円老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
年金以外の収入:なし
配偶者の収入:年金80万円(年額)
ひと月の支出:約17万円
「夫婦が死ぬまでの費用は十分賄える」
現在、およそ預貯金9000万円、リスク資産4000万円を保有しているという今回の投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「ちょうどいい」と回答。
その理由として「現在の貯蓄と年金で、生活と趣味、消耗品の買い替え等も含めて2人が死ぬまでの費用は賄えると思っている」と語っています。
「必要経費を計算して1億円を目標に蓄えた」
現役時代は、老後資金として「1億円」を目標に貯めたいと考えていたそう。「配偶者が転職ばかりだったため、若い頃に退職金がない事は分かっていた。年金が少ない事も予想がついたので、老後の生活を楽しむためには1億円必要と、必要経費をすべて計算して割り出した」とあり、現役時代から計画的に資産形成をしてきた様子です。
「パートをしながら投資について独学し、節約と運用」の両方で目標額を超える資産を蓄えてきた投稿者。実際の年金生活を経験して思う、十分な老後資金について問うと「1億2000万円」とのこと。
「投資は今もずっと続けているので、貯蓄は目標額より少しばかり多くなった。ほぼ目標としていた金額が貯まったので満足している」と語られています。
「思い描いていた旅行三昧の暮らし」
そのため、今の生活については「非常に満足している」と投稿者。「配偶者は少ない日数ながらも働いていたので、完全な年金生活になったのは(2024年の)5月から。数年前から旅行三昧の生活をしている。来月にはキッチンと居間、和室の改装をして、自分達の理想の部屋にするつもりなのでそれも非常に楽しみ」とのこと。
老後資金に不安を感じている現役世代には、「金融についての知識を若いうちにしっかり持ってください。投資についても勉強して、若いうちから始めておけば、老後は安心して暮らせると思います。何事も計画し努力し、予期せぬ事態にも対応出来る余力も蓄えておきましょう」とアドバイスされていました。
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