現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
![60代年金男性](https://imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/5/0/8/3/6/5/202501171000/pixta_121740021_M.jpg)
同居家族構成:本人、妻(64歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:700万円
現在の資産:預貯金3000万円、リスク資産3400万円
これまでの年金加入期間:厚生年金約40年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(67歳まで繰り下げ受給予定)老齢厚生年金(厚生年金):18万5000円(加給年金込み)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金7万5000円(終身)、個人年金保険6万6000円(65歳から10年間)
配偶者の年金や収入:特別支給の老齢厚生年金1万8000円(年額)、企業年金6万円(年額)
「年金だけでは毎月の支出に足りない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「現時点の年金だけでは毎月の支出に足りない」からと語っています。
ひと月の支出は約「40万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「運動靴や室内着は自身で修繕」
60歳で定年を迎えた後に「同じ職場で再雇用として5年間、65歳からは、中小企業に再就職し食品関係の生産管理事務で1年間、週5日勤務した」という投稿者。現在は無職とのことですが、「今年は80万円ほど投信・株投資の運用益」があることや「67歳からは夫婦の老齢基礎年金、個人年金の受給と公的年金を合わせれば年で500万円ほどの収入」になるため「当面は仕事しなくても生活は出来る見込み」だと言います。
年金生活においては「運動靴や室内着などの剥がれや破れは自身で修繕。最寄りの区立体育館にある1日160円(シニア半額)でジムトレーニング。区立図書館やオンライン書店の無料雑誌コーナーも利用している」など節約しながら趣味を楽しんでいる様子です。
「ウリとなるスキルを身に付けておくべき」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「若い時からしっかり勉強して株式投資や積み立てを始めるべきであった。個人事業主として収入が得られるよう、自分のウリとなるスキルを身に付けておくべきであった」と回答。今の生活については「最近の物価高で、外食の機会もめっきり減ったが、食費や光熱費は思ったより下がらない。妻からの用事の言いつけや、ちょっとした無作法に対する小言が多くなった」と不満や不安がある様子。
いっぽうで「平日に安価に旅行に行きやすくなり、趣味の写真撮影やワイナリー訪問の旅行プランなどを考えるのが楽しい。同年代の友人と投資勉強会も月一回行っている」と老後生活の喜びも教えてくれました。
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