現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、山梨県在住68歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(71歳)、長女(40歳)、長女の夫(40歳)、孫(10歳)、孫(8歳)、夫の父(92歳)
居住地:山梨県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:300万円
現在の資産:預貯金1000万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:不明
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):不明(受給年齢を繰り上げ)老齢厚生年金(厚生年金):9万円(受給年齢を繰り上げ)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金3万円(年額)
配偶者の年金や収入:年金6万円、給与収入15万円
「年金だけではほとんどの月で足りない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「受給年齢を繰り上げた」こともあり、「夫が働けなくなり年金だけになったら到底生活できる金額ではない」と語っています。
ひと月の支出は約「25万円」。夫婦の年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「野菜は自分でできる限り育てる。スーパーでは値下げ品を買う」
年金で足りない支出については「貯蓄から補填(ほてん)」しているという投稿者。年金生活においては「野菜は自分でできる限り育てる。スーパーでは値下げ品を買う」と節約をしているとのこと。
「孫達になんでも買ってあげたい。ほしいものを我慢して安い物ばかりに目をやり、こんなみじめな生活ではこの世からいなくなった方がいいと思いながら、毎日病院通いをしている」とつらい胸の内を明かします。
「老後の生活苦のことが頭から離れない」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「無駄遣いをしないで貯蓄をしておけば! それしかない。個人年金の事も無知で考えなかった。NISAも今更遅いだろうし現役時代にしておけば良かった」と回答。現在の金融資産は1000万円。「下の娘が大学を卒業したら老後の貯蓄を1500万円貯めようと計画していた。しかし50歳の時に体調不良で会社に行けなくなり、1年休みをもらっても治らず会社を退職。夫は自営業を45歳頃に辞めて、私の兄が営む小さな職場で働き厚生年金はかけてもらえず。夫にだけでも個人年金をかけておくべきだった」と後悔を語ります。
今の生活での不安については、「老後の生活苦のことが頭から離れない。ストレスのせいか身体全箇所に病気がある。病院に月3万~5万円程かかり、頭がおかしくなるくらいつらい毎日」と苦しい現状を訴えておられました。
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