現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
![シニアの投資](https://imgcp.aacdn.jp/img-a/800/auto/aa/gm/article/5/0/8/1/0/0/202501061019/pixta_96110840_M.jpg)
同居家族構成:本人、妻(68歳)、子ども(39歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1200万円
現在の資産:預貯金5000万円、リスク資産9億円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金37年
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):21万5000円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金4万8000円
配偶者の年金や収入:老齢基礎年金88万8000円(年額)
「全て年金に頼るのはあり得ないと思っている」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「生活費には全く足りません」と語っています。
ひと月の支出は約「62万円」。年金だけでは「毎月足りない」とのこと。
とはいえ、ご自身の考えとしては「そもそも、全て年金に頼るのはあり得ないと思っています。年金は各自で自由に加入するとして、401k(確定拠出年金)に統一すればいい。自己責任で老後の費用を確保するのが、原則だと思っています」とコメントしています。
「年金で足りない支出はインカムゲインから補填」
年金で足りない支出については、「長期・分散で50年の投資の結果、確保したインカムゲイン(配当金や分配金などの収益)月220万円」から補填(ほてん)しているという投稿者。現在リスク資産9億円を保有しているといい、資産形成について「その時期のテーマを中心とした投資でキャピタルゲイン(売買差益)を、高利回り・高配当の銘柄と通貨でインカムゲインの確保を目指しました」と説明。
保有資産について「現状は株式200銘柄、投資信託200銘柄、債券100銘柄ほどに分散しています。原則、償還しない限り持ち続けています」と教えてくれました。
「健康維持と相続に不安」
生活に余裕はあるものの、年金生活においては「図書館や体育館等の公共サービスの利用」といった支出を抑える工夫もしながら、「自由時間がたくさんあるので、趣味で楽しんでいます」とのこと。いっぽうで、「健康維持と相続」については不安があると明かされていました。
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