現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住63歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:63歳女性同居家族構成:本人のみ
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:派遣・契約社員
リタイア前の年収:250万円
現在の資産:預貯金1700万円、リスク資産4600万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金3年、厚生年金18年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):16万円
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「遺族年金だけでは毎月足りない」
今回の投稿者は、遺族年金を受給している63歳の女性。現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答しています。その理由として「遺族年金は主人のおかげなのでありがたいです。ただ主人が生きていれば企業年金基金から毎年90万円頂けるはずでした。(夫が加入していた企業年金基金の場合)遺族年金としてはおろか一時金としても1円ももらえないことの不満は大きい」と語っています。
ひと月の支出は約「25万円」。遺族年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「アルバイト代と株の配当等で大体足りる」
年金で足りない支出については「アルバイト代と株の配当等で大体足りる。それでも足りない時は貯蓄から補填(ほてん)」しているという投稿者。年金以外に「リタイア前に働いていた職場でのアルバイトで月7万~8万円。株の配当等で年間約50万円」の収入があるといいます。
年金生活においては「激安スーパーを利用し割引商品を買う」など節約を意識しているほか、「支払いは極力カード払いにしている。おかげで年10回程度乗る飛行機ではラウンジが使える、駅近駐車場が2時間無料などの特典がある」と工夫している様子。
くわえて「アルバイトの収入がなくなった時のために、自宅二階を賃貸に出せるようにリノベーションしている。家賃は安く見積もっても月12万~13万円(必要経費込)」とあります。
「地方で暮らす母は、姉が面倒をみている」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「個人年金に入っておけば良かった」と回答。とはいえ、「お金のことは亡き夫が私が困らない程度のものを遺してくれたので」今の生活に不安はないといいます。
唯一の気掛かりは、高齢の母のこと。「母が地方で1人暮らしをしていて、姉が定期訪問をして面倒をみてくれている。(経験上)自分の方が(高齢者介護の)知識があるので姉にアドバイスはできるが、面倒をみてもらっているためあまり口が出せないのがもどかしい」とのこと。
いっぽうで、今の生活の楽しみは「旅行」だそう。「また100日くらいの船旅に早く行きたい」と願望を語られていました。
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