現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:66歳男性同居家族構成:本人、パートナー(56歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:自営業・自由業
リタイア前の年収:400万円
現在の資産:預貯金1100万円、リスク資産1000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金10年、厚生年金15年
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):なし(70歳で繰り下げ受給予定)障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):国民年金基金8万3000円、個人年金5万円
パートナーの年金や収入:給与収入300万円(年額)
「私的年金でほぼ月の支出は賄える」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「公的年金を繰り下げてまだ受給していないのに、それ以外の年金で月に13万3000円受給しているのだから、まぁ満足」と語っています。
ひと月の支出は約「13万円」。年金だけで「年に1~2回足りない月がある」と回答されています。
「とにかく物を買わない・増やさない」
年金で足りない支出については「働いて得る給与、または投資からの収益。このどちらかで、月2万~3万円程度を補填(ほてん)することがある」と投稿者。現在は「週3日、施設警備員の仕事」をしていて「月12万~13万円」を得ているほか、働くことで「健康の維持及び社会との繋がり確保」にも役立っているといいます。
さらに「仕事以外では、商品先物投資(短期売買)で、ここ3年程、月10万~20万円ほどの収入を得ている」とも。
もともと「とにかく物を買わない・増やさない」主義だそうで、支出も自然と抑えられている様子。「都会では公共施設が充実しており、本やDVDは、かなりマニアックなものも借りることができる」とあります。
「今後10~15年はNISAで積み立てる予定」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「商品先物を30年ほどやっているが、最初の頃は本業で稼いでいたせいか、大きな金額を突っ込み、損を出した挙句、担保にしていた株券を売却する羽目になるなど、かなりヤバかった。もっとこの分野の勉強をして、少額から始めるべきだった」と回答。リスク資産については現在も見直しを考えているそうで、「国民年金基金や個人年金に入った頃は、自分の人生は75歳まで、という感覚でいた。しかし今は95歳まで、という考えでいないと乗り切れない。長生きリスク、というヤツ。そのために個別株の投資は卒業し、NISAでの積立投資を考えている。運用益を無税で受け取れるのは大きい」とのこと。
「読書、小旅行、散歩、映画・音楽鑑賞が趣味」という投稿者。「これらをあまり時間を気にせず出来るようになった」のは老後の喜びだと語られていました。
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