現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、愛媛県在住70歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:70歳女性同居家族構成:本人、夫(77歳)、次男(47歳)
居住地:愛媛県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:350万円
現在の資産:預貯金3000万円、リスク資産50万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金33年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):5万1000円老齢厚生年金(厚生年金):8万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:国民年金78万円(年額)、厚生年金98万円(年額)
「毎月の支払いで年金はなくなる」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「(夫婦の)年金から介護保険料、国民保険料、住民税などが差し引かれると20万円ほどになり、毎月の支払いなどで年金はなくなります」と語っています。
ひと月の支出は約「25万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「安いスーパーに買い物、おやつは控える」
年金で足りない支出については「貯蓄から」賄っているほか、同居している「次男に食費などを助けてもらっています」という投稿者。年金以外に「介護関係のパートで週に3回、4時間勤務して7万円」の月収があるといいます。
年金生活においては節約に腐心するほどではないそうですが、「安いスーパーに買い物に行ったり、おやつは控えたり、化粧品メーカーは安いところを選んだりしています」とあります。
「私一人の年金生活が不安」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「正職員時代は、衣類、エステ、外食に散財していました。それとペットにもお金をかけていました。もう少し節約できたかと思います」と回答。現在の生活については「所得税、固定資産税、介護保険料、生命保険料」にくわえ、「車検などの車の維持費がバカにならないほど多い」と不満を募らせます。
今後は「私一人の年金生活になった場合を思うと、不安しかないです」とコメント。
いっぽうで「ささやかな外食や日帰り旅行が楽しみ」と今の生活の喜びについて教えてくれました。
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