現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:70歳男性同居家族構成:本人、妻(68歳)
居住地:大阪府
リタイア前の雇用形態:会社役員
リタイア前の年収:1500万円
現在の資産:預貯金3000万円、リスク資産5000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金40年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円老齢厚生年金(厚生年金):16万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:老齢年金6万5000円、企業年金12万円(年額)
「ギリギリの生活は確保できている」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「多いに越したことはないが、ギリギリの生活は確保できているから」と語っています。
ひと月の支出は約「25万~30万円」。夫婦の年金だけでは「年に1~2回足りない月がある」と回答されています。
「外食や旅行の回数を減らした」
年金で足りない支出については「貯蓄から引き出し」をして賄っているという投稿者。現在は働いていないそうで、年金生活においては「外食や旅行の回数を減らしている」といい、節約を意識している様子です。
さらには「趣味をゴルフと釣りから登山と家庭菜園に変えた」とお金をかけずに楽しむ工夫をしているとのこと。
「株式投資で数千万円を失った」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「資産を増やそうと考えて、勧められるがまま株式投資していたが数千万円を失ってしまった。資産の運用にはもっと注意を払うべきだった」と後悔しているそうです。今の生活で気掛かりなことについては「これまでに2回膀胱がんで手術を受けた。幸い早期だったため生き長らえているが、またがんに罹患し死んでしまうのでは」と不安を吐露します。
いっぽうで「身体が動くうちに何でも楽しんでおこうと思っている。これからも好きなことをして生きていきたい」とコメント。
老後の楽しみは「年に数回の家内との旅行。それと登山で地元の山岳会に入会してから健康になり、友達も増えた」と教えてくれました。
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