現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、埼玉県在住73歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:73歳男性同居家族構成:本人、妻(73歳)
居住地:埼玉県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1200万円
現在の資産:預貯金4200万円、リスク資産1200万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金41年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万4270円老齢厚生年金(厚生年金):16万7000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金9万2400円、個人年金保険4万1800円
配偶者の年金や収入:老齢年金7万7700円
「90歳までお金の心配はなさそう」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「私の年金だけで、ほぼ生活費を賄えている。2人が90歳くらいまで生きても、お金の心配はなさそう」と語っています。
ひと月の支出は約「35万円」。私的年金を合わせると、投稿者の年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「お金のかかる遊びはやらない」
年金で足りない支出については「貯蓄から取り崩し」て賄っているという投稿者。「治療や旅行、親族の葬儀代など大口の支出があった場合に貯蓄から賄う。来年は車も買い換える予定」と言います。
また年金以外に「家賃や貸し地の代金などで年に400万円ほど」の収入があるそうですが、「古いアパートで修繕費がかかるので収益はさほどない」とのこと。
そのため、年金生活においては「贅沢品は買わないし、ゴルフやスキー、ギャンブルなどのお金のかかる遊びはやらない」、「スーパーのチラシを熟読し、1円でも安くて良い物を購入する」など節約を意識しているとあります。
「今やっていることは全て遊び」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「いまさら後悔してもどうにもならないので、考えない」と回答。今の生活で気掛かりなことについては、「自宅やアパートを市街化区域内の土地に建てて活用しています。私と同年の友人にその土地で耕作してもらっているが、あと数年で廃業する見込み。田んぼを放置すれば、草ぼうぼうの荒れ地になるし、老人一人では草刈りも無理ですし。今後の管理をどうするか」と悩んでおられる様子です。
いっぽうで「今やっていることは全て遊び。ウォーキング、ストレッチ教室に、家庭菜園、男の料理教室、そして気の合う仲間との食事会。おそらく人生で最も楽しい時期です」と充実した年金生活について教えてくれました。
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