実際、年金生活でどれくらいお金が必要なのか。いくら貯蓄があれば安心して老後を迎えられるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:70歳男性同居家族構成:本人、妻(69歳)
居住地:大阪府
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:750万円
現在の金融資産:預貯金1000万円、リスク資産なし
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金37年
現在の収支(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万円老齢厚生年金(厚生年金):15万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金4万円、財形貯蓄約4万円
年金以外の収入:なし
配偶者の年金や収入:国民年金6万円、給与収入100万円(年額)
ひと月の支出:約25万円
「計画外の出費が多く、余裕がない」
現在、およそ預貯金1000万円を保有しているという今回の投稿者。自身の老後資金について貯めすぎと感じているか、それとも足りないと感じているか、との質問には「現役時代にもっと貯めておけばよかった」と回答。
その理由として、「子どもへの支援とか、孫等へのプレゼント等で計画外の出費が多く余裕を持った生活が難しい。夫婦2人の生活も楽しくしたいとの思いもあり、最低月一回の旅行等に出かけており、なかなか余裕がない状態です」と語っています。
「老後資金2000万円を目標にしていた」
現役時代は、老後資金として「2000万円」貯めることを目標にしていたそう。ただ「子どもが2人おり、共に大学まで行ったので教育資金にわりとお金が必要でした。その分、老後資金としては上記金額(1000万円程度)を貯めるのがマックスだった」といいます。
70歳になった現在も、やはり老後資金は「2000万円」程度あるのが理想だと考えているとのこと。
それでも「企業年金と財形貯蓄で月額8万円前後あり、嫁がアルバイトですが70歳超えても働いてくれるので、なんとかやっています」とあります。
「若いうちから地道に蓄えるべき」
今の生活の満足度については「普通」と投稿者。「高望みせず生活したいと思っています」と、その理由を語ります。
それでも「家の屋根補修等で250万円、車の買い替えで150万円」など、予期せぬ出費に悩まされるのが年金生活。
老後資金に不安を抱えている現役世代には、「地道に若いうちからコツコツ貯めておくべき」とアドバイスされていました。
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