現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住71歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:71歳男性同居家族構成:本人、妻(70歳)
居住地:千葉県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1200万円
現在の資産:預貯金5000万円、リスク資産4000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金6カ月、厚生年金42年6カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):9万7723円(繰り下げ受給中)老齢厚生年金(厚生年金):なし(受給年齢を繰り下げ)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):米国年金2321ドル(繰り下げ受給中)、個人年金90万円(年額)
配偶者の年金や収入:老齢基礎年金なし(受給年齢を繰り下げ)、老齢厚生年金4993円(繰り下げ受給中)、米国年金1028ドル
「米国年金と厚生年金の両方を受給」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「米国勤務中に継続して厚生年金に加入していたので、米国年金と厚生年金の両方を受給できる」と語っています。
ただ「13年間加入の米国年金は42年間加入の厚生年金より受給額が多い」と米国年金と比べると日本の年金にやや不満もある様子。
ひと月の支出は約「55万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「現在繰り下げ中の年金を受給したら、使い切れない」
年金で足りない支出がある場合については「貯蓄から引き出し」て賄っているという投稿者。とはいえ前述のように日々の生活費は年金で十分賄えていて、「節約の必要はない」ほど金銭的に余裕がある様子。
むしろ「現在繰り下げ中の年金を受給し始めたら、到底使い切れない」とあります。
「もっとお金を使っておくべきだった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「65歳ぐらいまで普通に節約した生活を送っていたが、もっとお金を使っておくべきだった」と回答。「多額のお金を残して死ぬことは、人生最大の無駄遣い」と悔やみます。
いっぽうで「お金を節約しなくてよいということは、心にゆとりを与えてくれます」と豊かな老後生活を送られている様子でした。
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