現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、長野県在住61歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:61歳男性同居家族構成:本人、妻(62歳)
居住地:長野県
雇用形態:正社員
年収:400万円
現在の貯蓄額:預貯金500万円、リスク資産300万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金約36年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):4万1667円(繰り上げ受給中)老齢厚生年金(厚生年金):5万2411円(繰り上げ受給中)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金1930円
配偶者の年金や収入:年金45万円(年額、繰り上げ受給中)、給与収入120万円(年額)
「繰り上げ受給の年金額では厳しい」
今回の投稿者は、正社員として働きながら年金の繰り上げ受給をしているという61歳の男性。現在の年金額について満足しているか、の問いには「満足していない」と回答しています。その理由として「現在は夫婦とも働いて収入があるから良いが、働けなくなった場合、夫婦2人で暮らすには物価高騰で厳しくなるのではと思っている」と語っています。
ひと月の支出は「約30万円」。夫婦の年金を合わせても「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「正社員として働けるうちは働く」
「自分は社員として、妻は在宅ワークで、年金が減額されないように(調整しながら)収入を得ている」そうで、年金で足りない支出については夫婦の給与から賄っているとのこと。「営業メインで正社員として手取り約25万円、働けるうちは働くように考えている」とあり、今後しばらくは老後資金を積み増せる状況のようです。
とはいえ、日々の生活においては「電気代節約も兼ねて、ファンヒーターやエアコンではなく、石油ストーブにしている。コンビニでの買い物は極力しない」など支出を抑える工夫をしているといいます。
「退職後はゆっくり国内旅行をしたい」
60歳までにもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「資産運用を積極的にすべきだったと思う」と回答。くわえて「物価高騰や社会保障の負担増で、仕事を終えた(できなくなった)時」のことを考えると不安だといいます。
いっぽうで退職後の暮らしで楽しみにしていることもあるそうで、「まだまだ現役でいるが、ゆっくりと国内旅行をしたい」と老後の夢を語られていました。
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