現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住73歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:73歳男性同居家族構成:本人、妻(71歳)、息子(33歳)
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:700万円
現在の資産:預貯金2300万円、リスク資産1100万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金39年7カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万462円老齢厚生年金(厚生年金):14万2685円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:国民年金84万9417円、厚生年金36万5971円、個人年金保険30万円(すべて年額)
「息子から生活費として7万円徴収。実は……」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「静かに暮らしていけば、それなりに生活できる。これは夫婦の秘密だが、同居の息子から生活費として7万円徴収している。その内6万円は息子名義で貯金」と語っています。
ひと月の支出は約「27万円」。ご夫婦二人の年金を合わせても年に「1~2回足りない月がある」といい、「旅行や法事、帰省の費用で賄えないときがある」と回答されています。
「外食は年に数回で株主優待を利用」
年金で足りない支出については「妻の個人年金」で賄っているという投稿者。現在仕事はしていないそうですが、年金以外に「株の配当で年間29万円程度」の収入があるといいます。
とはいえ、年金生活においては節約を心掛けているとのこと。
「妻は海外旅行が大好きだが、燃料サーチャージなどが高騰している今は、海外旅行は控えている。無料通話を利用して通信費を倹約し、外食は年に数回で、株主優待を利用している」とあります。
「素直に仕事していれば、年金は上がっていた」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「会社員時代にリストラ対象者になったが、良い上司のおかげで転勤で済んだ。あまり上司に逆らわず、もっと素直に仕事していれば、出世して年金は上がっていたのではと思っている」と振り返ります。今後については「私が亡くなった後、妻の生活資金が、このままで何とかなるのか心配である」と不安を吐露。
いっぽうで「少ない年金生活者の方には悪いが、一寸の贅沢もしながら、普通の生活を送っている。高額な物の購入は、同居の息子に頼ることもある」と穏やかな老後の暮らしを教えてくれました。
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