定年後も資格を活かして働く人は、どのような仕事に就き、いくら稼いでいるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、群馬県在住61歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:61歳女性家族構成:本人、夫(別居)
居住地:群馬県
リタイア前の雇用形態:派遣・契約社員
リタイア前の年収:300万円
現在の資産:預貯金1000万円、リスク資産なし
資格を活かした現在の仕事
資格:社会福祉士仕事:社会福祉士
月収:24万円
「社会福祉士として自宅で働いている」
60代から役立つ資格について「社会福祉士」と回答した今回の投稿者。40代で資格を取得後、「自宅でも仕事があり、社会参加もできて、見聞も深められている」といい、現在は社会福祉士として月「24万円」を得ているとのこと。
「NPOの活動やファンドレイジング(民間非営利団体が活動資金を集める行為)など、社会福祉活動」への参加を求められることもあるそうで、「現在(参加する)プロジェクトについては検討中」とあります。
「寝たきりでも仕事がしたい」
もともと派遣・契約社員として「福祉系などの仕事」に携わっていたそうで、「心理職としてカウンセラーや教員など」を務めた経験もあるとのこと。しかし「途中で障害者になり、寝たきり生活だったため、自宅で独立してできる仕事」を得るため、42歳で社会福祉士の資格を取得。
「仕事をしながら、家事、育児介護、勉強して国家資格を取ったので、自分の趣味や睡眠時間を削って対応した。家族の理解が得られず、資格取得にかなり反対の意見もあった」と苦悩の日々を振り返ります。
「福祉系の資格は高齢者に有効」
定年後に役立つ資格として、社会福祉士は「おすすめできます」と投稿者。「これからは高齢者も増え、シルバービジネスもまだまだ伸びしろがある。福祉系の資格は独立してできることや、数が多いため、今後もベーシックな資格をいくつか取っておく事は、独立などを検討している高齢者には有効」とその理由を語ります。
また福祉の分野に限らず、これから定年後のセカンドキャリアを考えるのであれば、「世の中のニーズを把握すること。継続してキャリアを積んでいくこと、決してあきらめないこと。雇われるのではなく、独立して仕事を行うという気持ちを持つこと」が成功のコツだとアドバイスされていました。
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