現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、広島県在住70歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人：70歳男性
同居家族構成：本人、妻、息子
居住地：広島県
リタイア前の雇用形態：正社員
リタイア前の年収：700万円
現在の資産：預貯金300万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：厚生年金約45年
現在受給している年金額（月額）
老齢基礎年金（国民年金）：なし（記載はないが繰り下げ受給と推察）老齢厚生年金（厚生年金）：約9万円
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：なし
配偶者の年金や収入：国民年金6万円（月額）、給与収入100万円（年額）
「旅行や趣味に使うお金の余裕がない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「長年働いてきたのに、旅行や趣味に使うお金の余裕もなく、買い物などもかなり節約しないと、金銭的にかなり厳しいから」と語っています。
ひと月の支出は約「13万円」。年金だけで「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「買い物へ行く回数を減らして節約」
年金で足りない支出については「貯蓄から切り崩し」て賄っているという投稿者。ご自身は働いていないそうですが、年金以外では妻のパート収入が年100万円ほどあるといいます。
とはいえ、年金生活においては「電気代、水道代はなるべく節約するようにしている。外食を極力やめ、食材のまとめ買いをして買い物へ行く回数を減らしています」と生活費を抑える工夫をしているとのことです。
「もっと旅行やスポーツをしておくべきだった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「体力のあるうちにもっと旅行やスポーツをしておくべきだったと思います。この年の体力だとなかなか厳しい」と回答。さらには「若い頃にもっと仕事への情熱を持つべきでした。やりたいことにもっとチャレンジしたかったです」と悔やみます。
今の生活の不安については「貯蓄があまりできなかったので、自分たちの生活費の不安はもちろん、息子や孫などへの援助もなかなかできないのが残念」とコメント。
いっぽうで「時間はたくさんあるので、息子や孫と話す時間が増えました。現役時代あまりやらなかった家事や買い物もするようになりました」と新たな楽しみを教えてくれました。
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