現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住65歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:65歳男性
同居家族構成:本人のみ
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:850万円
現在の資産:預貯金2000万円、リスク資産1500万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金36年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円老齢厚生年金(厚生年金):11万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「年金額に不満はあるが仕方がない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「今のもらえる額に不満はありますが、現役時代の給料が少なかったから、仕方がないと思います」と語っています。
ひと月の支出は約「20万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「趣味の家庭菜園が節約に貢献」
年金で足りない支出については、「毎月2万円くらいを貯蓄」で賄っているという投稿者。十分な資産はあるものの、現在は働いていないため「死ぬまでは貯金がもつとよいのですが」と不安は拭えない様子です。
そのため年金生活においては極力節約を意識していて、「庭で趣味の家庭菜園をやっている。野菜類はほとんど買わなくてよい。生活の足しにずいぶん貢献してくれています」とあります
「好きに生きてきたので、後悔は全くありません」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「後悔は全くありません。たくさん趣味をもって好きに生きてきたし、仕事も自分なりに一生懸命に働いてきた。老後は楽しく死ぬまでのんびり過ごしたい」と回答。現在は「自分の生活に不安や不満は、全くありません。(逆に)お金がもっとあったらお酒をもっと飲んで、体を壊してしまうかもしれません」とコメント。
「毎日ゆったりと時間が過ぎていきます。趣味の家庭菜園をいじって、安心な野菜が食べられる。働かなくても毎日食べていけるのが一番の幸せです」と軽やかに語られていました。
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