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公務員歴38年・リタイア前の年収800万円「共済年金で最低限の生活ができる」74歳男性の心残り

老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、香川県在住74歳男性のケースを紹介します。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、香川県在住74歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

悩む男性
回答者本人:74歳男性
同居家族構成:本人のみ(配偶者あり)
居住地:香川県
リタイア前の雇用形態:公務員
リタイア前の年収:800万円
現在の資産:預貯金2300万円、リスク資産2000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:共済年金38年、厚生年金8年

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):約6万5000円
老齢厚生年金(厚生年金):約17万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金60万円(年額・65歳から74歳の10年間)

配偶者の年金や収入:老齢年金約40万円(年額)、給与収入約100万円(年額)

「田舎で野菜作りをしていてお金に困った事はない」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。

その理由として「住民登録は愛知県でしていますが、月の3分の2は香川県で生活しています。田舎では野菜作りをしており、お金に困った事はありません」と語っています。

ひと月の支出は約「20万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。

「年金で足りない支出は株式投資で補っている」

年金で足りない支出がある場合については「株式投資で補っています」という投稿者。

家計は「電気、ガス、公共料金、税金等は口座振込で、残った生活費で生活」する方法で管理しているとのこと。

また、「田舎の家庭菜園で野菜を栽培している。生活費を倹約できます」と、二拠点生活のメリットを活かして暮らしているといいます。

「個人年金の掛け金やNISAの活用に心残り」

「公務員として38年間勤めた共済年金(厚生年金)で、最低(限)の生活ができます」と経歴と年金額については心残りなし。

しかし「個人年金の額をもっと多く、また積極的にNISAを活用した投資をしていれば良かった」と、現役時代の余力を活かせた可能性も振り返ります。

年金生活においては「非課税対象者との色々な格差が大きい」と不満を感じているといい、「非課税対象者は若いうちにしっかり働かず、高齢者になって年金が少ないために非課税対象者となっている。都市部の非課税対象者は家屋や土地があっても、その時の年金等の収入で判断されています」と意見されていました。

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