現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:66歳男性同居家族構成:本人、妻(71歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:派遣・契約社員
リタイア前の年収:400万円
現在の資産:預貯金450万円、リスク資産7000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金42年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):7万円(繰り下げ受給)老齢厚生年金(厚生年金):15万8000円(繰り下げ受給)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金1万3000円
配偶者の年金や収入:老齢基礎年金75万円(年額)、家賃収入50万円(年額)
「計算して受給年齢を繰り下げた」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「年金だけで暮らしていけるように計算して、1年3カ月(受給年齢を)繰り下げたが足りない。国民健康保険(料)が高過ぎる」と語っています。
ひと月の支出は約「32万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」とのこと。補足として「妻の収入は生活費に充当していない」とあります。
「激安店で買い物するようになったが満足」
年金で足りない支出については「貯蓄から引き出し」をして賄っているという投稿者。年金以外に「株の配当が年100万円ほどあるが、基本的に再投資に回している」と資産形成の加速を狙う方針。
年金生活では「外食を減らす」ことを心掛け、「業務スーパーやドン・キホーテで買い物するようになったが、満足している」とコメントしています。
また「時間を有効に使えるので、体を鍛え、スポーツ観戦やレジャー、旅行などに(時間を)回している」「孫の成長が楽しみ」と日常に喜びを見出している様子です。
「企業年金制度のある会社へ転職すべきだった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「サラリーマンではなく起業しても良かったと思う」と可能性に言及。くわえて「企業年金(制度)のある会社へ転職すべきだった。(制度のある会社を)6年で辞めてしまい企業年金が少ない」と、ため息をつきます。
今後については「医療費が掛かるのが不安」と回答されていました。
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