現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住71歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:71歳女性同居家族構成:本人のみ
居住地:東京都
リタイア前の職業:医療従事者
リタイア前の年収:900万円
現在の資産:預貯金5000万円、リスク資産1500万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:共済年金(厚生年金)37年、国民年金3年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):5万7308円(満額より少ないが繰り上げ受給の記載なし)老齢厚生年金(厚生年金):13万7644円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「フルタイムで働いたあげくに……」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「フルタイムで働き年金を掛けたあげくに、他人の奥さんに支払われているから」と語っています。
ひと月の支出は約「50万円」。年金だけで「毎月足りない」と回答されています。
「食品を最後まで使い切るがモットー」
年金で足りない支出については「マンションの家賃収入」で賄っているという投稿者。年金以外に「都内にある賃貸マンションの家賃を収入としている。金額の増減はあるが、月50万円くらい」の収入があるといいます。
年金生活においては「割引している食品を買い、最後まで使い切る事をモットーにしている。 生協も利用して、もったいないを合言葉に購入。電力は東京ガスで少し安い」と節約を意識されている様子。
また「戴いた物や優待品は自分も消費するけれど、娘や妹夫婦におすそ分け」しているといい、家族間の付き合いを大切にされているようです。
「定年退職まで薬剤師の仕事」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「後悔はありません。後悔しても始まらない」と回答。むしろ過去の行いに助けられたと感じているようで、「私は薬剤師として、当直もある正職員、病院勤め、娘3人を育てて定年退職まで仕事しました。高金利時代にマンションも買いました。でも、夫は私達に満足しない。仕事を辞めて親と同居をと言い出し、離婚しました。食える資格があってよかったと思いました」とのこと。
今の生活の不安については「金銭的には何とかなる。事故や病気はいつかくるだろう。その時は周りに助けてもらう覚悟。重度の認知症になったらわからないけれど、その時は娘達が何とかするでしょう」とコメント。
いっぽうで「水泳、七宝焼き、ピアノ、シニアスクールに講義を聴きに行ったり、温泉に行ったり、やることは色々。時間に追われないのが一番幸せ」と充実した自由時間の過ごし方を教えてくれました。
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