現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
同居家族構成：本人、妻（61歳）
居住地：大阪府
リタイア前の雇用形態：正社員
リタイア前の年収：250万円
現在の資産：預貯金90万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：国民年金8年、厚生年金30年
現在受給している年金額（月額）
老齢基礎年金（国民年金）：5万2093円（繰り上げ受給中）老齢厚生年金（厚生年金）：5万7280円（繰り上げ受給中）
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：加給年金3万4000円
配偶者の年金や収入：なし
「満足はしていないが受け入れるしかない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「満足はしていないが、生きてきた結果だと思うので、受け入れるしかないと思っている」と語っています。
ひと月の支出は「約12万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「ポイントでコンビニスイーツを楽しんでいる」
年金で足りない支出がある場合については「貯蓄の切り崩し」で賄っているという投稿者。年金生活においては「余計なものは買わないことにつきる」と最低限の支出を意識しているそう。
節約に「ポイ活」を取り入れており、「甘いものが好きなので、買い物などで貯めたポイントでコンビニスイーツを楽しんでいる」と教えてくれました。
「相互扶助は理解できるが社会保険料には不満」
現役時代から「年金に対しては期待してなかったので、貯蓄に励んでいた」そう。しかし「実家の借金返済で貯蓄は大きく減り、会社の倒産・親の介護でその後、思うように貯蓄は増やせなかった」と、相次いで想定外の出来事が。
「自助努力として投信積立や金の積立をやっていたのだが、いろいろ出来事が起きる中で手放した」と明かし、「だが、人生何が起きるかわからないからこそ、わずかでも（積立を）続けておけば良かったと思う」と悔やむ気持ちも打ち明けます。
今の生活における不安や不満について伺うと、「貯蓄が少ないので家電が壊れたときが不安」とコメント。
また「不満は健康保険料と介護保険料。相互扶助は理解できるが、病気にならぬよう摂生して生きている人間と、病院に通うのが趣味のような人間が、同じ保険料というのはおかしいと思う」と納得がいかない様子でした。
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