定年後も資格を活かして働く人は、どのような仕事に就き、いくら稼いでいるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住65歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:65歳女性同居家族構成:本人のみ
居住地:東京都
リタイア前の職業:金融業界のバックオフィス
リタイア前の年収:1600万円
現在の資産:預貯金1000万円、リスク資産なし
資格を活かした現在の仕事
資格:CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)仕事:フリーランス人事
年収:1100万円
「54歳で早期退職しキャリアチェンジ」
今回の投稿者は、54歳で勤めていた金融関係の企業から退職勧奨を受け、「55歳」で再就職のために資格取得を果たしたという女性。早期退職後に最も役立ったと感じる資格について「CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)」と回答しています。退職からしばらくは同業他社への転職を試みたものの仕事が得られなかったため、それまでのキャリアとは異なる人事の道を志したそう。
「求職中に資格を取得し、小さな会社のオフィスマネージャーとして再就職し、そこで人事の仕事に一から携わりました。その後人事の仕事で派遣社員、契約社員として何度か転職し、現在フリーランスとしてアパレルブランドの人事スペシャリストとして勤務しています」と経緯を語ります。
実際に「履歴書を見られたときにやはり人事関連の資格を持っていると多少印象が違う」と感じることがあったそう。とはいえ「資格は直接には収入には結びついてはいない」と強調したうえで、現在はフリーランス人事として年収「1100万円」を得ているとあります。
「勉強会の仲間とともに向上していった」
CDAの取得を考えたきっかけについては、「人事の道に進もうとしたときに同様の資格を持った先輩から勧められた」とコメント。未経験からの資格取得は簡単ではなかった様子で、「実技で一度試験に落ちてしまい、そこから実践あるのみと、実技の勉強会に積極的に参加」して地道に経験を積んでいったといいます。
くわえて、「勉強していた時に勉強会などで知り合った人たちとのネットワークが広がった。また後輩の勉強会でボランティアで講師としてサポートすることによって自信もついた」とあります。
「直接収入につながる資格ではない」
定年後に役立つ資格として、CDAをおすすめしますかという質問には、「どちらでもない」と回答。「この資格(があるからといって)直接的には独立したりして収入を得ることは簡単ではないので、資格を取ってそれを生かしながら定期収入を得られる道を探したらよいと思います」と率直に語ります。
これから再就職や資格取得を目指す人には、「自分が興味があると思う資格の勉強が一番ですが、それ以外でも資格を生かして働いている方たちに聞いたり調べたりするのが良いと思います」とアドバイスされていました。
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