ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。
シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
29歳・年収800万円会社員男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は東京都に住む29歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。■家族構成
本人のみ
■金融資産
年収:800万円
金融資産:現預金2000万円、リスク資産1050万円
■リスク資産の内訳
・投資信託:750万円
・日本株:300万円
■積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA、特定口座:2019年から
2019年から積立投資を続けてきたという今回の投稿者。
投資額は、NISAと特定口座で合わせて月「5万円」からスタート。「約2年後から(積立額を)月10万円にすることに加えて、スポット購入(も)してきた」と説明します。
運用実績については「元本約500万円→運用益込750万円」と、積み重ねがしっかりと利益を生み出している様子(※数字は2024年夏場以前のもの)。
実は「開始からは少しずつ(資産が)増加していたが、2020年のコロナ(禍)にてマイナスになった」と下落相場も経験していますが、「その後は少しずつ増加してきており、現在に至る」と語っています。
積立投資を始めてから「普段の買い物をする際も、無駄遣いをせずに投資に回した方が良い、と考える習慣になり、節約意識が向上した」そうで、「貯金のペースも上がり、株高の恩恵もあり、(総資産は)3年目には約1500万円、5年目には約3000万円に到達した」と好結果に。
預金についても「一円でも多く資産が増えるように、金利の高い銀行に資産を預けたりしている」といった工夫をしているそうですが、積立投資は「(資産額の)上昇率が現金預金とは比較にならないほど高い」とメリットを実感している様子です。
29歳・年収800万円会社員男性の思う積立投資のコツや新NISAのプランは?
いっぽうで、「コロナ禍でマイナスになった際は苦しかった」と暴落時の心境も告白。しかし「売ってしまうと損失が確定するので、売らずにいつも通りの積み立て購入を意識して、あまりにも下がっているタイミングではスポット購入した」そうで、今にしてみれば「そのことが今の資産増につながっているため、売らないことが大事だと感じた」と、下落相場での経験は今後の方針に影響したようです。
これから積立投資を始める人へも「買ったら基本的に売らないことが大事。そのためにもまずは現金を貯めて、余裕資金で投資をすること」とアドバイス。
新NISAについては、「つみたて投資枠は引き続き全世界株を購入。成長投資枠では個別に日本株などを購入予定」と教えてくれました。
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