現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、兵庫県在住65歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:65歳男性同居家族構成:本人、妻(50歳)
居住地:兵庫県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1000万円
現在の資産:預貯金1000万円、リスク資産1000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:共済組合(厚生年金)37年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万円老齢厚生年金(厚生年金):15万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金なし、給与収入400万円(年額、自営業)
「自分で稼げるうちは稼ぎたい」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「現在2カ所で非常勤講師をしています。公的年金ありきじゃなくて、もらえるだけありがたいレベルでも自分で稼げるうちは稼ぎたい。あと数年しか残っていませんが。高齢者でも働ける環境作りの方が大事」と語っています。
ひと月の支出は約「20万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「週5の非常勤講師勤務は健康のため」
年金で足りない支出がある場合は「貯蓄から切り崩し」て賄っているという投稿者。年金以外に「高校の非常勤講師を週5で月23万円」の収入があるといい「健康のために就労」しているとのこと。
くわえて、年金生活においては「受け取り口座を指定して金融機関からの利率をプラス」して資産運用の工夫をしているとあります。
「株式投資に回せる資金は持てなかった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「健康意識。定年前に始めたマラソンを30代から始めていたら、人生の趣味になってたかも」と振り返ります。また「株式投資」についても後悔しているようで、「興味はあったがまとまった資金がなかった。若い頃に株式投資に回せる資金を持てなかった」と回答。
今の生活の不安については「夫婦の健康の不安。親の介護」とコメント。
いっぽうで「20kmをジョギングすることが楽しみ。達成する事を積み上げていく」と今の楽しみも教えてくれました。
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