現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住69歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:69歳男性
同居家族構成:本人、妻(65歳)
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:500万円
現在の資産:預貯金300万円、リスク資産0円(別途不動産収益あり)
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金5年、厚生年金40年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):5万9455円老齢厚生年金(厚生年金):13万7523円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金65万円(年額)
「85歳まで健康でさまざまな活動をしたい」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として年金額を「計算したところ65歳から給付されたなら、73.5歳で元がとれて以降は黒字になります。85歳までは健康でさまざまな活動を目標にしているのでとてもありがたいです」と語っています。
ひと月の支出は約「32万円」。年金だけで「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「週4日のアルバイトはスポーツジムのよう」
年金で足りない支出については「アルバイトの月収12万円」で賄っているという投稿者。年金以外に「健康のためにマンション、アパートの清掃アルバイトをしています。月平均12万円の手取りで、階段の上り下りや窓拭きなど体力を使います。週4日、1日6時間勤務は、まるでスポーツジムに通っているよう。健康である限り80歳までは続けるつもりです」といいます。
また別途不動産も所持しているそうで「家賃収入があり毎月50万円を積立貯金し、(不動産の)修繕費や旅行費用など突発的支出に備えている」とのこと。
年金生活においては「夫婦2人の生活であり、ボケ防止、運動のため買い出しは毎日行い、食事は3食自炊が基本。外食に比べて食材は質を上げられます」と節約を意識しているとあります。
「問題は働けなくなったときの収入」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「35歳で転職したため子どもには母子家庭のような淋しい思いをさせてしまった。昭和の仕事人間でしたが子どもたちと旅行やスポーツを一緒にしたかった」と振り返ります。生活の不安については「年金への不安はありません。問題は働けなくなったときのアルバイト収入が途絶えることですが、おそらくその時は死ぬときなので取り越し苦労ですね」とコメント。
いっぽうで「夫婦で月に一度の外食と温泉旅行、年に一度の海外旅行をしたい」と今後の楽しみを教えてくれました。
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