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投資歴20年の61歳男性「流石にあの下落にはビックリ。あと一、二段落ちる可能性も」乱高下相場の投資術

All Aboutが募集しているアンケート「不安定相場での投資戦略」から、2024年8月にかけての株式市場の乱高下に対して、まわりの方がどのような行動をとっていったのか見ていきます。今回は神奈川県在住61歳男性の立ち回り方です。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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All Aboutが実施しているアンケートから、一般の方の不安定相場での立ち回り方を見ていきます。リアルな声から、ご自身の投資戦略の参考になるものを見つけ出してください。今回は神奈川県在住61歳男性のエピソードを紹介します。

回答者プロフィール

男性投資家
年齢性別:61歳男性
同居家族構成:本人、妻(57歳)
居住地:神奈川県
職業:派遣・契約社員
世帯年収:本人350万円、配偶者100万円
世帯金融資産:現預金1000万円、リスク資産2700万円

■リスク資産内訳
・日本株:500万円
・日本債券:900万円
・米国株:200万円
・米国債:1000万円
・投資信託:100万円

■新NISAの利用状況
・つみたて投資枠:月5万円
・成長投資枠:国内個別株180万円(一部売却済み)、投資信託30万円

「株式を売却し現金比率を上げた」

投資歴は「20年」、日米の債券や株式を中心に運用しているという60代の投稿者男性。

8月にかけての株式相場の下落に対しては「売却(ポジション調整)」のスタンスを取ったとのこと。

「インデックス投資信託と日本個別株の配当銘柄は手をつけず維持。サテライト(高リスク高リターンの運用資産)は現金化を進める」方針で、具体的には「7月ピーク後から米国株の下降トレンドと、為替介入をもって米国関連と一部日本個別株の利益確定売り。米国の失業増、日銀利上げ暴落の翌日のリバウンドを見て、個別株は主に損切り。キャッシュポジション(現金の割合)を高めました」とあります。

幸い、「高値から落ちてはいたが、潮時と感じていたので、サテライト投資と一部の個別株は、プラスで売却できた」そう。「植田ショックが大きく個別株はマイナスで損切りしていますが、トータルではプラス」に落ち着いたといいます。

とはいえ、「日銀を信用した」のは失敗だったと投稿者。

「今の日本の経済状況で利上げ判断はビックリ。だから暴落したのですけどね。それと、植田ショック前日に一段下げた時に『やった~』と思って追加購入したら、更なる暴落で目も当てられなかった。落ちるナイフとはこのことかと思った(苦笑)」とあります。

「まだ一、二段落ちる可能性は高い」

今回の下落はチャンスかピンチかという質問には「チャンス」と回答。

「値下がりは買いのチャンス」だが、「まず10月末までは様子見。まだ一、二段落ちる可能性は高く、アメリカの景気後退入りを確認する」までは安易に動かないとのこと。

いっぽうで今回の市場の乱高下による心理的な影響は「少しある」そう。

投資歴20年の投稿者でも「流石にあの下落にはビックリした」と、素直な心境をコメントされています。

「積立投資は粛々と。株はルールに従い対処する」

過去の不安定相場から得た教訓として「不安定相場はインデックス積立!」と語る投稿者。

今回の下落でも「インデックス積立投資を推奨している」投資系YouTuberの情報を見て「インデックス投資は粛々と、個別株はマイルールに従って対処することを基本として思い返せました」とのこと。

ここまでの運用については「国内外債券主体60~70%、インデックスを含む株式30~40%でキープする。株式下落局面では、現金比率をあげておく」ことを意識してポジション調整をしてきたそう。

2024年の残りの戦略については、「積立継続の他は現状維持でしばらく静観し、次の買い場を待ちます」とのことでした。

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※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
 
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