現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、愛知県在住63歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
同居家族構成：本人、夫（70歳）
居住地：愛知県
年金受給前の職業：専業主婦
年金受給前の年収：0円
現在の貯蓄額：預貯金3000万円、リスク資産75万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：国民年金不明、厚生年金8カ月
現在受給している年金額（月額）
老齢年金（国民年金・厚生年金）：1200円（繰り上げ受給かは不明）障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：なし
配偶者の年金や収入：年金約23万円、企業年金約1万6000円、給与収入約16万円
「趣味の外食や旅行を主人の副業で賄っている」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「平均よりはいただいているとは思いますが、車2台所有に、外食と旅行が趣味なので主人の副業（収入）で賄っているから」と語っています。
ひと月の支出は約「30万円」。夫婦の年金額より支出のほうが多いようですが、基本的な生活費だけでいうと年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「食品は安い特売日に野菜等を購入する」
年金で足りない支出分について「主人の副業（収入）から毎月旅行、外食、主人の携帯、お小遣い代を負担してもらっています」という投稿者。ご主人の副業は「商業施設でのお客様の送迎バスの運転手」をされているそう。
年金生活においては「食品は安い特売日に野菜等を購入してまとめて常備するようにしている」と節約について語ってくれました。
「外食が多かったので、もっと貯金していればよかった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「とにかく、外食が多かったので、もっと貯金していれば。個人年金の加入もしていればよかった」と回答。今の生活での不安については「半年後、主人は体力的な問題で副業をリタイアする予定です。時と共に貯金を取り崩す生活になり、病気入院、手術など大きなお金が必要となります。目減りすると不安です」とコメント。
いっぽうで「平日の空いている時期の好きな時間に、格安旅行やホテルを探して温泉等を楽しんでおります」と今の生活の楽しみも教えてくれました。
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