現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住61歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:61歳女性同居家族構成:本人、夫(64歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1500万円
現在の貯蓄額:預貯金1億5000万円、リスク資産650万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金38年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金22万円
配偶者の年金や収入:企業年金18万円、給与収入年240万円(年額、元職場のアルバイトを月8回ぐらい)
「まだ厚生年金は受給していません」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「まだ厚生年金は受給していませんが(夫は65歳から、妻の私は63歳から特別支給の老齢厚生年金を受給予定)、ふたりの企業年金で毎月40万円ほどになるので、基本的な生活費はこれで賄えています」と語っています。
「旅行や交際費、家まわりのお金などのエクストラ費用を貯金から取り崩しています。今後、それぞれが厚生年金を受給するようになると、ゆとりができそうで楽しみです。個人年金も、65歳にそれぞれ1000万円ずつ支給されます」とのこと。
ひと月の支出は「約40万円」。基本的な生活費は賄えているとのことですが、現在の年金だけでは「年の半分くらい足りない」と回答されています。
「貯蓄から年に200万~250万円取り崩している」
年金で足りない支出については「貯蓄から年に200万~250万円取り崩し」をして賄っているという投稿者。年金以外の収入は「主人は元の職場関連で、週に2回ほどアルバイトをしていました。時給が3500円で、月に20万~30万円になっていたようですが、もうやめるそうです。興味ある仕事内容だったことと、お小遣いが増えることが魅力だったそうです」とコメント。
年金生活においては「平日の安い時に旅行する。格安SIMの携帯に乗り換える。お中元、お歳暮などはやめる」と節約をしている様子。
「時間があるので食事は丁寧に作るようになりました。畑を借りているのでお野菜を買うことが減りました」とのこと。
「日頃の食事、保存食、パンやお菓子なども手作りするのが楽しい」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「投資は適当にやってきただけなので、もっと本格的、体系的にやっておけば良かった」と回答。今の生活での不安については「将来、日本の経済状態はどうなっていくのか、それにつれて年金がどうなっていくのか、不安です。自分の健康や夫の健康も、どうなることやら。今は健康ですが」とコメント。
いっぽうで「平日の昼間、のんびりと過ごせること。好きなことだけをして暮らせること。毎年一回、一週間から10日前後の海外旅行に行く計画を立て、その準備をゆっくり時間をかけてすること。日頃の食事に加えて、保存食、パンやお菓子なども手作りするのが楽しい」と今の生活の楽しみを語る投稿者。
また「孫や家族との交流。歌舞伎や演劇、コンサート鑑賞など、現役では行きづらかった催し物にも行けることも楽しい」とコメントし、豊かな暮らしを実現されている様子でした。
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