現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、山梨県在住69歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:69歳男性同居家族構成:本人、妻(72歳)
居住地:山梨県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:600万円
現在の貯蓄額:預貯金2000万円、リスク資産6000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金40年、厚生年金38年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万円老齢厚生年金(厚生年金):12万円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:老齢年金60万円(年額)、給与収入150万円(年額)
「インフレでも年金額は変わらない」
現在の年金額に満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由について「インフレ(が原因で年金収入が支出)に追いつかない」「生活費全般が値上げされ、賃金水準も記録的にアップしたが、年金(額)は変わらない」とコメントしています。
ひと月の支出は約「28万円」。年金だけで「毎月足りない」と回答されました。
「飲食店で早朝週4日・1日4時間のアルバイト」
年金で足りない分の支出については「アルバイト収入から月5万円を補填」しているという投稿者。「飲食店で早朝週4日」働いており、「1日4時間、時給1100円」の収入を得ているといいます。
年金生活においては「家庭菜園で野菜を調達している」「外食は株主優待を利用」と、食費を抑える工夫をしているとのこと。
「株の配当金とアルバイト収入で買い物や旅行も楽しめる」
現役時代には「30代で家を購入」した後、「(住宅ローンは)繰り上げ返済で50歳までに返済終了」と借金を早めにゼロに。併せて「会社が401k(確定拠出年金)を導入していたので、(適宜)銘柄の見直しをしていた。持株会(への加入)も、給与天引きで5%の補助があったので、月2万円を積み立てた。株式投資も、生命保険を解約した返金200万円を元手に、高配当株に投資した」とお金を増やす工夫もされてきたそう。
また63歳で退職後に「401kの拠出で貯まった2000万円を全額高配当株に投資」を実施。現在は「年間100万円の配当がある」といいますが、実は「投資活動を(もっと)早く始めるべきでした」と悔やむ気持ちもある様子です。
年金額については満足していないとコメントされた投稿者でしたが、「配当金とアルバイト代で、買い物で我慢する事が無い。体が動くうちは、旅行(に行く時)も少し良い旅館を予約できる」と、年金以外の収入で生活を楽しまれているそうです。
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