ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。
シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
46歳・年収700万円公務員男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は神奈川県に住む46歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。■家族構成
本人のみ
■金融資産
年収:700万円
金融資産:現預金600万円、リスク資産5500万円
■リスク資産の内訳
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):3700万円
・バンガード S&P500 ETF(VOO):1600万円
・米国株:200万円
■積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/NISA・特定口座:2019年から
・楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)/iDeCo:2019年から
2019年から約4年間、S&P500と楽天・VTIに積立投資を続けてきたという今回の投稿者。
S&P500への投資額は、つみたてNISAで「月3万3333円」、特定口座で「月1万6667円」合わせて「月5万円」をベースにスタートし、下落時は適宜スポット購入していたそう。
その後、2021年から特定口座の投資額を「3000~1万円の間で毎日積立」に設定を変え、相場感に合わせた金額で積み立てを継続してきたと言います。
運用実績については、NISAが「元本199万9984円→運用益込330万6516円(+65.32%)」、2021年から開始した毎日積立が「元本429万2020円→運用益込554万8749円(+29.28%)」(2021年までの特定口座の運用実績は、スポット購入があるため算出不可とのこと)。
NISAで淡々と積み重ね、特定口座で買い時を見極めて購入することで、より効果的な運用に成功しているようです。
いっぽうで、楽天・VTIはiDeCo口座を利用して「月1万1829円」を積み立てているそう。
約4年間の運用実績は「元本69万5234円→運用益込109万8999円(+59%)」と、こちらも好調の様子です。
「通常の株式売買を長年してきたが、トントンで労力の割には微増しただけだった。また、FXでは500万円くらいマイナスだった。しかしiDeCo、NISAをきっかけに積立投資でほぼ確実に利益が乗るのを経験した」と投稿者。
「そこから特定口座でも積み立てるようにし、常に30%位のプラスを維持している。積み立てにより元本自体が毎月増えているので、資産、利益共に確実に増えてきている」と説明されています。
46歳・年収700万円公務員男性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは?
積立投資を始めてよかった点として、「通常の売買では研究に時間がかかるが、積み立てはほぼ機械的にできるので時間が無駄にならない。同額を積み立てていれば、高いときは購入口数が減り、安いときは購入口数が増え、自動的に安く仕込めることになる。結果、ほぼ放置で精神的にも安定する」とコメント。投資未経験者には、「現金や普通預金では全く増えないので、現金化するのに1週間位みておいて、必要ないお金は積立投資にしておいたほうが良い」と勧めます。
続けて「一括投資だと暴落時に対応できない。暴落した際のスポット買い用の現金を準備しておかないなら、一定額の積立投資がよい。可能なら、下げた時は積立額を増やし、上げた時は積立額を減らし、極力安値で仕込む」のが効果的だと投稿者。
今後の新NISAのプランについては、「(年間投資上限額360万円のうち)120万円を年初に購入。240万円は積み立て。これを5年繰り返し、最速で1800万円を埋める。現金がない場合は、特定口座を解約しNISAに充てる」と語られていました。
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