現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、愛知県在住69歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:69歳女性同居家族構成:本人のみ
居住地:愛知県
リタイア前の雇用形態:自営業・自由業
リタイア前の年収:100万円
現在の貯蓄額:預貯金450万円、リスク資産50万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金37年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(70歳まで受給年齢を繰り下げ)老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「生活が苦しく、将来に不安しかない」
今回の投稿者は、70歳まで国民年金の受給年齢を繰り下げたという69歳の女性。今後もらえる予定の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答しています。その理由として「生活が苦しく、昨今の物価高で食べるのもきつい。病院にいくのも躊躇するほどお金がない。これから暮らしていけるか心配でしかたない。本当になんとか改善してほしい」と不満を漏らす投稿者。
ひと月の支出は約「15万円」。70歳以降の受給額は不明ですが、国民年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「金銭的な面でも娘の支えが欠かせない」
現在は完全リタイアしていて収入はなく、足りない支出については「娘から融通してもらう」ことで補っているそう。極力支出を減らすために「娘にできるだけ頼る。買い物など出してもらい、年金は最後までつかわないようにする。遊興費はもちろんなし。医療や保険に使うお金も見直し、投資もはじめました」と資産を増やすための行動も始めた様子です。
「一生懸命働いて、老後がこうも苦しいとは」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「もっと働いて、自分でも厚生年金をもらえるようにすればよかった。株にも投資をし、財テクをしながら固定費、保険などの見直しなどできることはたくさんあったはずなので、若いうちにしっかりしておくべきでした。なんにせよ、服や宝飾にお金を使うべきではありませんでした」とコメント。やはり今の生活に不安や不満は尽きないようで、「とにかくお金がたりない、少ない。一生懸命働いて老後がこんなに苦しいなんて日本はおかしいと思います。老人をもっともっと大事に手厚く扱ってほしい。たくさんお金をもらいたい」と本音を口にします。
いっぽうで「孫や娘にあえる、元気で日々成長する姿をみるのが一番の楽しみ」だと投稿者。「散歩や近所付き合いも良い方ばかりなので、おしゃべりやたまにうちに招いてお茶をしたり、楽しいです」と家族や友人が精神的な支えとなっているようでした。
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