現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、京都府在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
同居家族構成：本人、妻（64歳）
居住地：京都府
リタイア前の雇用形態：正社員
リタイア前の年収：1000万円
現在の貯蓄額：預貯金850万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：不明
現在受給している年金額（月額）
老齢基礎年金（国民年金）：3万2586円老齢厚生年金（厚生年金）：8万3243円
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：なし
配偶者の年金や収入：年金なし、給与収入なし
「商品の値上げが消耗品にまで及んでいる」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「色々な商品が値上げされていて、それが消耗品にまで及んでいる。これからも更に上がる予感しかしない」と語っています。
ひと月の支出は約「10万円」。年金だけで「年1～2回足りない月がある」と回答されています。
「スーパーのデジタルチラシを毎週チェック」
年金で足りない支出については「貯金の切り崩し」で賄っているという投稿者。年金生活においては「安くて品質の確かなスーパーを沢山把握しているので、デジタルチラシを毎週閲覧して商品チェックしています」と節約を心掛けているそう。
とはいえ節約と貯蓄の取り崩しだけでは心もとないとのことで「これから警備員なり、何か簡単なアルバイトを始めようかと思っています」と回答されています。
「苦労の分だけ人望や信頼が得られる」
現役時代を振り返り「嫌な事も率先して沢山こなしていたら、将来的に良い事が待ち受けていたかもしれません。待ち受けていなかったかもしれませんが、結局苦労した人に人望や信頼の眼差しが集まるということ。今頃になって徐々に感じ取ってきています」と心残りがある様子。いっぽうで「思い返して後悔するよりも今を大切にしたいので、振り返るのをやめました。悲しくなるので」とコメント。
現在は「自由になって解き放たれた気分で、心が晴れて精神的に楽になっています。そのおかげか、睡眠の質が現役時よりも少し良くなってきていますので、少し喜んでいます」と教えてくれました。
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