現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、茨城県在住76歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:76歳男性同居家族構成:本人のみ
居住地:茨城県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1000万円
現在の貯蓄額:預貯金1600万円、リスク資産9000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:不明
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円老齢厚生年金(厚生年金):15万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金8万円(終身型・5年ごとに2万円増額)
「年金だけでは生活できない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「現在の年間生活費は380万円。贅沢かもしれないが年金だけでは生活できない」と語っています。
ひと月の支出は約「32万円」。受給額は個人年金を加えても30万円のため、年金だけでは「年の半分くらい足りない」と回答されています。
「株式投資がなかったら苦しいことになっていた」
年金で足りない支出については「株の配当で補填」しているという投稿者。現在はリスク資産を9000万円保有されています。「定年退職時に1200万円を株に投資した。株価上場にうまく乗った。今は安定している銀行等の株に置きかえている。株式投資が無ければ結構苦しいことになっていた」と投稿者。株の配当は「年間200万円程度」あるといいます。
くわえて勤労所得もあり「75歳までは個人事業主として講師やコンサル等の仕事で年間200万円ほど稼いだが、本年でやめる」予定とのこと。個人年金を含め、老後の蓄えをしっかりと準備されてきた様子です。
「OB会や海外旅行が年金生活の楽しみ」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「スタッフとしての評価は高かったが、リーダーとしてはあまり認められなかった。もっと組織の在り方などに発言すべきだった」と仕事との向き合い方に悔いが残る様子。いっぽうで年金生活は大いに楽しまれているようで、「ゴルフと大学時代の部活のOBとの交流。OB会の運営。その他の仲間との交流」、「海外旅行(昨年世界一周クルーズ。今年は既に海外旅行1回済み。来年も世界一周クルーズを予約済み)」と予定はいっぱい。自由な時間を華やかに謳歌されているようです。
最後に、「毎週BIG等の高額くじを4万5000円購入している。当たればいいな」とさらなる夢を語っておられました。
※皆さんの年金エピソードを募集中です。エピソードの採用で3000円分のAmazonギフト券をもれなくプレゼント。応募はこちらから
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません