現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、宮城県在住75歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:75歳男性同居家族構成:本人のみ
居住地:宮城県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:500万円
現在の貯蓄額:預貯金1600万円、リスク資産なし
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:不明
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金と厚生年金):8万円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金なし、給与収入なし
「融通が効く程度には足りている」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「今はひとりで暮らしているからある程度なら融通が効く程度には足りている」と語っています。
ひと月の支出は約「8万から10万円」。年金だけでは「1から2回足りない月がある」と回答されています。
「買い物は最低限度の所持金だけ持つ」
年金で足りない支出については「貯蓄から足りない月は引き出す、それ以上は下ろさない」とコメント。「職には就いてない」と言い、年金以外の収入元は持ってないそうです。年金生活においては「買い物は最低限度の所持金だけ持つ。例えば1000円程度の買い物には5000円以上持ったりしない。勿論出先でなにかあった時のために1万円は別に持つが余計な買い物ができる金を用意しない」と言い、家計管理への意識も高い様子です。
「もう少し視野を広げてみれば良かった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「若いころは貯蓄にまわすほど余裕がなく、その日暮らしばかりで今思えばよくやっていけたと思う。我ながら目の前だけ見て周りが見えない人間だったと思うが、もう少し視野を広げてみれば良かった」と回答。今までを振り返りながら「言われるがままに資格などを取ってはいたが、役立つものが特になかった。こうしておけばというなら、己で選択することを忘れないでいたいと思う」とコメント。
今の生活については「不満はないが不安はある。年と共に衰える身体、すぐに言葉が出にくい、物忘れなどこれから先、大病を患っても問題ないくらいには貯蓄があるがそれでも不安に思う時がある」とコメント。
いっぽうで「時間を趣味に充てられることが最大の喜び。映画や食事、釣りに行くなど日々を満喫している。特に、釣りに凝っていてカタログを見るだけでも楽しめるが、釣具屋に行って買い揃えたもので釣るのはとても楽しいと思える。自分で釣り上げた魚を野草と共に食したり、近所に分けたり、毎日がとても充実している」と今の生活の楽しみも教えてくれました。
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