現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、岡山県在住65歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
同居家族構成：本人のみ
居住地：岡山県
リタイア前の雇用形態：正社員
リタイア前の年収：350万円
現在の貯蓄額：預貯金600万円、リスク資産300万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：厚生年金25年
現在受給している年金額（月額）
老齢基礎年金（国民年金）：3万円老齢厚生年金（厚生年金）：10万円
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：なし
「年金未納の時期があり受給額が少ない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「未納の時期があったので本来の受給額より少ないです。受給額は月10万円を少し超えるくらい。これでは生活は苦しいです」と語っています。
ひと月の支出は約「13万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「週2日の農作業で月2万円の収入」
年金で足りない支出については「貯蓄から1万～2万円ほど」引き出して賄っているという投稿者。現在は週2日程度、知人の下で農作業を手伝っているそうで、年金以外の収入として「月2万円ほど頂いております」とのこと。
とはいえ今の生活において節約は欠かせず、「外食を減らして自炊するように心がけています。お酒、たばこ、ギャンブルなどをやめて娯楽にかかる費用もなくしました」と説明されています。
「投資や積み立てで資産を増やしておけば」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「年金未納の時期があったのでしっかり納めておけば良かったです」とコメント。さらに「貯蓄が同世代と比べ少ないので、もう少し資産を持っておけば良かった。現金預貯金だけでなく、投資や積み立てをもっとやっていれば」と、老後までに十分な蓄えができなかったことを後悔している様子です。
「自分がこれから病気になったりして不測の事態や出費があるかもしれない」と今後の不安を口にする投稿者。
いっぽうで「同世代の方と集まってお話しをする時が楽しいです」と今の生活の楽しみも語っておられました。
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