現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住63歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:63歳男性同居家族構成:本人、妻(63歳)
居住地:大阪府
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1000万円
現在の貯蓄額:預貯金数万円、リスク資産なし
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金34年、国民年金6年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金・厚生年金):12万5000円(繰り上げ受給)障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年収150万円
「繰り上げ受給だからこの金額でも仕方ない」
今回の投稿者は、老齢年金を繰り上げ受給しているという63歳の男性。現在の年金額について満足しているか、の問いには「どちらでもない」と回答されています。その理由として「もう少し受給額があればと思うが、前倒しで受給されているので致し方ないと諦めている。しかし妻が定年を迎えた時のことを考えるととても心配」とコメント。
ひと月の支出は約「30万円」。年金と妻の給与を合わせても「年の半分くらい足りない」と回答されています。
「箱ティッシュは半分に切って節約」
現在、投稿者自身は事情により就労していないそうで、年金収入と妻の給与で足りない支出については「妻の貯蓄の切り崩し」で賄っていると言います。年金生活においては「とにかく節約。トイレの流し水や湯船の水やガスの節約。ボックスティッシュのティッシュの半分切断節約」と徹底して支出を切り詰めている様子です。
「自営時代の経費で退職金を使い果たした」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「企業勤めの後の自営業時代に経費(運営資金)が想定・予算を上回ってしまい、企業時代の退職金をすっかり使ってしまった。とても後悔している。できるなら時間を巻き戻したい」と吐露。今後も「妻の定年退職。住宅ローンの金利更改」と、お金の不安は尽きない様子です。
最後に「(年金額は)満足はできないが、前倒しでもらっていることそのものが喜び」であると謙虚に語られていました。
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