現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住72歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:72歳男性同居家族構成:本人、妻(64歳)
居住地:千葉県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1000万円
現在の貯蓄額:預貯金3000万円、リスク資産3000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金47年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):9万2000円(受給年齢を繰り下げ)老齢厚生年金(厚生年金):17万4000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金12万円(年額)
「年金額に不満はない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「貯蓄も有り、家賃収入も有るので。現状の年金の受給額でなんとか暮らしていける額だから、特に不満はない」と語っています。
とはいえ、ひと月の支出「約32万円」を年金だけでは賄うことは難しく、「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「生活費は年80万円の家賃収入が頼り」
年金で足りない支出については年額「80万円」の家賃収入で補填しているそう。「臨時に必要なまとまった金額の支払いには、貯蓄から支出して、通常は年金と家賃収入で、なんとか暮らしていける」とのこと。
ただ、昨今のインフレを目の当たりにして「今後の諸物価の高騰」には一抹の不安を感じている様子です。
「自由時間が増え、孫と遊ぶのが生きがいに」
「現役時代は忙しい仕事だったので時間的余裕がなく、働きづめだった」という投稿者。リタイア後は「家内と海外旅行に出かけることが多くなって、楽しみになっていた」そうですが、新型コロナが蔓延した時期はそれも叶わない状況に。想定外の事態を経験して、「こんな事なら、現役時代にもっと旅行に出かけていれば良かった」と後悔した過去を振り返ります。
現在は「自由な時間がたっぷり有り、孫たちと毎日遊んで暮らしている」そう。現役時代には得られなかった、ゆとりのある暮らしを謳歌されているようでした。
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