現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、北海道在住76歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:76歳男性同居家族構成:本人、妻(73歳)、子(48歳)
居住地:北海道
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:900万円
現在の貯蓄額:預貯金約400万円、リスク資産約400万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金36年
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金と厚生年金):18万円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:年金80万円(年額)
「年金だけでは生活できないのが実態」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「それなりの金額を頂いている方だと思いますが、実態として年金だけでは生活出来ない状況ですので。従って『どちらでもない』という事になります」と語っています。
ひと月の支出は約「35万円」。いっぽう年金受給額は配偶者と合わせても月25万円程度。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「先月で失業。就活しているが求人は限定的」
「先月まで個人事業主として毎日配送の請負業務」をしていたと言う投稿者。これまで年金で足りない支出については「その収入から毎月10万円ほど補填」していたが、「先月でその仕事が終了してしまいましたので現在就活中」とのこと。
ただ「高齢者が出来る仕事が限られている」と現状は厳しい様子です。
「現役時代は収入を見事に使い切っていた」
今は「生活資金が不足して蓄えが底をついてしまう事が一番不安」とのこと。支出を抑えるために「旅行や外食などはほとんど行きません。食べる物も死なない程度に食べていれば良いと思っているのですが、なかなか節約の成果は上がりません」と肩を落とします。
「現役時代は会社役員をしておりそれなりに収入はあったのですが、老後の為に貯蓄するという感覚は全くありませんでした。『生活していければいいや』という感じで見事に使い切っていたと思います、今思えば『老後のことを考えて一定程度貯蓄する』という習慣があれば良かった」と後悔は尽きない様子です。
とはいえ「とにかく健康で働ければありがたいと思っております」と気持ちは前向き。「趣味はそれなりにありますが子供や周囲に迷惑をかけないように暮らしていければ幸せです」と語られていました。
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