現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住68歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:68歳男性同居家族構成:本人、妻(66歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:公務員
リタイア前の年収:850万円
現在の貯蓄額:預貯金3900万円、リスク資産6500万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金35年、共済年金35年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):5万7931円老齢厚生年金(厚生年金):16万4412円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):拠出型企業年金37万2000円(年額・66歳から10年)、34万2000円(年額・71歳から20年)
配偶者の年金や収入:老齢年金繰り下げ中。拠出型企業年金30万4000円(年額・66歳から10年)、63万2000円(年額・71歳から20年)
「年金で毎月賄えている」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「まあ、こんなものかと。可もなく不可もなし」と語っています。
ひと月の支出は約「30万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「酒・たばこに縁のない生活」
「公的年金に個人年金(企業年金)を加えたもの」があるため年金範囲内で暮らせているようですが「不足すれば、自分のアルバイト収入がある」とのこと。具体的には「週4日、会計年度任用職員としてリタイア前の職場で管理職の補助を務めている、雑用係とも。健康保険・雇用保険・年金保険の掛け金も負担している。毎月の手取りは12万円程度、賞与もある。小遣いの足し」との説明があります。
一方で日々の支出について「贅沢をしないことに限る。もともと酒・たばこに縁がなく、とくにカネのかかる趣味もない」と言い、家計管理への意識も高い様子です。
「現役時代から夫婦の収入をオープンにしている」
現役時代からも夫婦でしっかりと家計管理をしてきたそうで、「現役当時から夫婦の収入はオープンにしており、妻が管理。その中から各々に小遣いとして自由に使える金額を分けている。預貯金や保険、投資は二人で相談しながら妻がメインで行っている。とくに困ったことはない」とコメント。今の生活も「妻に任せており、とくに不満はない」そう。また「彼女(配偶者)はよくやっている。強いて言えば、母が百寿者であり、義母も卒寿を過ぎ、自分らの長生きが不安と言えば不安?」と配偶者への感謝を忘れていません。
不安のない年金生活を送る投稿者男性。今の楽しみを聞くと「毎年、春の一泊程度の国内旅行が楽しみ。母が倒れる前に夫婦でヨーロッパの客船クルーズに参加したのはいい思い出。元気なうちにまた行ければと思う。そのためにも健康に気をつけ、食事や運動に留意している。毎月のように出かける小劇場やテントの芝居も楽しみである」と回答されていました。
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