現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、兵庫県在住66歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
同居家族構成：本人、夫（69歳）
居住地：兵庫県
年金受給前の職業：専業主婦
年金受給前の年収：なし
現在の貯蓄額：預貯金250万円、リスク資産なし
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：不明
現在受給している年金額（月額）
老齢基礎年金（国民年金）：5万5000円老齢厚生年金（厚生年金）：なし
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：なし
配偶者の年金や収入：年金240万円（年額）、給与収入130万円（年額）
「年金だけで生活出来るような状態ではない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「年金額は多いほうだと思う」が「年金だけで生活出来るような状態ではない」と語っています。
ひと月の支出は約「28万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「支払う税金が多すぎる」
年金で足りない支出については「主人が働いているので、その収入から補填」しているという投稿者。また年金だけで生活できない理由について、「個人的なことだが、賃貸（暮らし）で家賃を払い、所得税、個人住民税、市県民税、介護保険料、国民健康保険料など、年金生活者からの税金が多すぎて」とため息をつきます。
そのため配偶者だけでなくご自身も「公園の管理の仕事」を「月15日」行っており「手取り9万円」を得ているとのことです。
「年金生活での楽しみはない」
年金生活では「外食しない」という投稿者。光熱費についても「お風呂の追い焚きがもったいないのでストーブで湯を沸かし、たし湯している。ガスはプロパンなので、煮炊きする時は炊飯器を利用することが多い」と節約の工夫をあげています。
なお、年金生活での楽しみは「ない」と言い切ります。
「年金生活者より、生活保護者の方が優雅に暮らしているのは何故？ 本当に生活保護が必要な人かそうでないかを行政はしっかりと調べる必要があるのではないか？ 介護保険は強制的に引き落とし。余程の蓄えがない限り、介護の負担金を払えず、介護を受けることはできない」と不満や不安を口にされていました。
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