理屈では測れないリアルな失敗エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
投資の失敗エピソード・回答者プロフィール
年齢性別:64歳女性同居家族構成:本人、夫(74歳)
居住地:京都府
職業:無職
世帯年収:本人300万円(※家賃収入等)、配偶者350万円
世帯金融資産:現預金2000万円、リスク資産600万円
投資を始めた年齢や時期:39歳(1998年)
■リスク資産内訳(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・日本株:200万円
・投資信託:200万円
・FX:200万円
「追証とロスカットを繰り返し……」
「1998年2月~1999年6月頃」にFXで失敗をしてしまったという今回の投稿者女性。失敗について、「家のローンも終わり、その頃の言葉でダブルインカムだった我が家は、家賃収入も入れて月収100万円位ありました。何の知識も無くミニ株等を購入していましたが、もっと効率的に資産を増やせないかと経済雑誌を眺めていたら、巻末にFXに関する記事があり」とエピソードが始まります。
「上がるか、下がるかどちらかに資金を入れたらいいと言う簡単な説明だけを鵜呑みにして100万円を入金しました。最初の一回だけ2万円くらいの利益が出ましたが、見ている間にどんどん逆方向に行ってしまい」、結果「追証(追加の証拠金入金)、ロスカット(強制決済)を繰り返し800万円程の損をしました。その後も損大、利小を繰り返して合計1200万円の損失を出しました」と告白します。
「取り返せるという思い込みを捨てられなかった」
「分からない事には、手を出すべきではなかったです」と反省する投稿者。結果的に「トータルでは、1400万円の損失」となったそうです。
当時は「ロスカットの通知メールが来ると慌てて銀行に行って入金したり、夜はその会社も連絡できなかったので、朝焦って起きたりしていた」というシビアな状況だったそう。
失敗の原因について「全く知識が無く、損切りもしていなかった。損を取り返そうとしてより深みにはまってしまった」、「まだ取り返せる、と変な思い込みを捨てられなかった」ことだったと振り返ります。
「知らない事にはいきなり手を出さない」
今回の失敗から学んだことは「知らない事には手を出さないこと。十分な知識を得てから取り組む事」と回答。他人への投資アドバイスにも「しっかりとした知識を持って臨むこと」とコメントされています。現在は「欲張らず、諦める時には損切りも迷わず行う」ことを心がけているとのこと。
新NISAを含めたこれからの投資戦略については「今、アメリカなど海外の不安要素があるのでアメリカの利下げ後の様子を見て新NISAを始めようと思っています。後は、日本株も現有(保有銘柄)で利益が出れば利確して手持ち資金を増やす予定です。FXも1日に1万円位利益が出れば手仕舞いしたいと思います。海外債券は、満期まで持っておきます」と語られていました。
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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします