回答者プロフィール
回答者本人:43歳男性同居家族構成:本人、妻(33歳)、長男(9歳)
居住地:茨城県
職業:ITエンジニア
年収:500万円
現在の金融資産:預貯金なし、リスク資産なし
当時の状況
病気や怪我の種類:アルコール依存症(回答者の妻)当時の年齢:43歳
当時の職業、年収:ITエンジニア、年収500万円
当時の金融資産:預貯金30万円ほど
「3カ月間の入院・治療で30万円を超える負担に」
「妻がアルコール依存症で入院しました」と教えてくれた投稿者の男性。「酒を飲まないと眠れず、最終的には酒を飲んでも眠れなくなり、やめたくても隠れて飲むようになったので、医者と相談して入院となりました」と当時の状況を語ります。
入院や治療にかかった期間は「3カ月」。かかった費用は「入院費用30万円(1カ月10万円上限)、入院中の雑費3万円(入院中の飲食物など)、見舞いに行く交通費3万円程度」だったと言います。
「当座のお金は貯めておけと痛感」
「(金銭的に)とても不安でした。元々余裕のある生活ではなく、貯蓄もわずかだった」と吐露する投稿者男性。保険には加入しておらず、「生活費と入院費用を加えると月の手取りを超えてしまうため、わずかな蓄えを切り崩して乗り切りました」と説明。
家族の病気だけでも苦しいのに「日に日に貯蓄額が減っていくのは精神的に厳しいものがあります」、「当座のお金は貯めておけということ」を痛感したとコメントされています。
また金銭面に加えて「働きながら、入院中の妻の世話をしたこと」も本当に大変だったそう。「時間休をとって病院に行き、洗濯物を持って帰ってきて、翌日洗ってまた差し入れをしていました」と振り返ります。
「何があっても切り抜けるメンタルに」
当時からITエンジニアとして働く投稿者。妻を献身的に支える中で仕事への影響も少なくなく、「前述の通り仕事を休んで対応する必要があったため、明らかに仕事のペースは落ちました」と説明。
ただ「妻は心身ともに虚弱ですが、私もそうだったら共倒れだったと思います。睡眠だけは必ずとるようにして」、つらい時期を「体力で乗り切った」そう。
幸い「サラリーマンなので収入額は変わりませんでした」とのこと。また「細かいことは上司にしか話していませんでしたが、仕事に穴をあけなかったため、特に不利益を被ったことはありません」と収入や雇用面へのマイナス影響はなかった様子です。
妻の病気と看病を通して、「自分がいくら気をつけて頑張っても、パートナーが倒れたら同じことだとよくわかりました」と心境を語る投稿者。
いっぽう人生観にも変化が。「失敗が無いように、無いようにと生きてきましたが、なんだか馬鹿馬鹿しくなって。何かトラブルがあってもそれなりに切り抜ければいいだろうというメンタルになりました」と前向きに考えるようになったそうです。
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