現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住65歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:65歳女性同居家族構成:本人、夫(71歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:200万円
現在の貯蓄額:預貯金100万円、リスク資産1億円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金38年、厚生年金不明
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):約6万円老齢厚生年金(厚生年金):約9000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:300万円(年額)
「生活費としては給付額が少ない」
現在の年金額に満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「年金の給付額自体は生活費としてはかなり少ないと思うので」と語っています。
ひと月の支出は約「25万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「毎月分配型の投資信託で生活費を補填」
年金で足りない支出については「資産運用している中で、毎月キャッシュフローがある商品の運用益で補填出来ている」という投稿者。具体的には「毎月分配型の投資信託」の分配金で賄っているとのこと。
「それ以外の一括型投資信託や外貨建て債券などでも資産運用」しているそうですが、「生活費の不足分はなるべくキャッシュフローの商品(毎月分配型の投資信託)のみからの収益で補填する。勿論日々の生活には節約意識を持つ」と言います。
また「自宅に併設している賃貸駐車場経営に伴う経理業」で「給与収入168万円」を得ているとのこと。
「勤務時間、日数は在宅勤務なので不定期だが、家事とも両立出来る」とコメントされています。
「今後も更なる投資と節約意識を持続させたい」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いにも、「現在、毎月分配型の投資信託はベクトルを変えて数本保有しているが、若い頃からもっと保持して再投資しておけば良かったと思った。以前はやはり預貯金がメインであった事を後悔している」と投資に関する内容を回答。やはり将来のお金の不安が大きいようで、「現在は資産運用益で補填できても、将来の運用益は減少する可能性もある。今後はお金をかける場面とそうでない場面にメリハリをつけ、新NISA制度なども活用して更なる投資と節約意識を持続させたい」とコメント。
同時に「健康にも気をつけ医療費の増加にも注視したい」とも。
もちろん不安な点だけでなく「余剰資金で娘と年に一度の海外旅行の実施や学生時代の友人達との会食会が今は楽しみである」と今の生活の楽しみも教えてくれました。
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