理屈では測れないリアルな失敗エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
投資の失敗エピソード・回答者プロフィール
年齢性別:64歳女性同居家族構成:本人、夫(70歳)、次男(28歳)
居住地:熊本県
お仕事:医療関係
世帯年収:本人500万円、配偶者300万円(年金&アルバイト)
世帯金融資産:現預金7500万円、リスク資産1500万円
投資を始めた年齢や時期:50歳(2009年)頃
■リスク資産内訳(※詳細が不明なものも原文ママ記載)
・NISA(つみたて):40万円
・日本株:120万円
・投資信託:1400万円
「夫の退職金で元本保証型の変額個人年金に加入」
今から10年ほど前の2013年、退職金の運用で失敗をしてしまったという今回の投稿者女性。「夫が定年退職してすぐに、口座開設している銀行の職員が自宅に訪問して来ました」と投稿が始まります。
「日頃は自宅近くの支店を利用しているので、その支店は給与振込だけで取引した事はありませんでしたが、退職金が入ったので運用しないか? との事でした。結果、110%運用益が望める、元本保証という『年金原資運用実績連動保証型変額個人年金保険』に1000万円払い込みました。私も同じく300万円の契約をしました」とのこと。
「しかし……10年満期で2人共、原資だけという結果でした。1円の利子もつかず」と残念なことに10年間、ただお金を預けただけとなったそうです。
「ほかに投資をしていたら得られたはずの利益が……」
「マイナスは無いが、ほかに投資していたら得られるであろう益金が1円も得られず」と悔む投稿者。そもそも、失敗の理由について「退職のタイミングで、最もらしい口上を鵜呑みにしてしまった」ことだとコメント。
また普段利用している銀行ということもあり「信用しきった。その後、それは銀行の手数料目当て(の商品)だという記事を目にして納得した」とあります。
くわえて「息子と同世代の若い女性職員が、頑張って勧めるのを応援したい気持ちになった」ことも要因だったと振り返ります。
「うまい話に飛びつかず納得して決める」
今回の失敗から学んだことは「勧められたうまい話には飛びつかない! 今はネットで情報を得ることができるので、勿論それも注意が必要ですが、熟考して決める! 一度、時間を置いて決める」と回答された投稿者。「あくまでも自身で納得して契約しましょう」と伝えます。
現在の投資スタンスは「一時、株主優待目当てで日本株を買い増しましたが、優待よりも売却益が出たので売って減らしました。新NISAは目一杯使って5年で1800万円、夫婦で3600万円分(の利用を)目指そうと思っています」とのこと。
また新NISAについては「成長投資枠をどうするか検討中です」「地元熊本は半導体工場誘致で盛り上がっています。半導体関連の日本株を狙っていますが、まだ絞りきれていないのが実情です」とも。
最後に「2人の息子には1100万円ずつ生前贈与済み。自宅は持ち家リフォーム済み、ローン無し。投資益で国内外旅行を目一杯楽しんでいきたいです! 演劇やコンサートも毎月計画しています! そのために定年後も仕事を続けます。お金だけでなく社会との交流を通して身体も気持ちも若く保てるからです」と老後の話も語ってくれました。
※皆さんの投資の失敗エピソードをこちらからぜひお寄せください
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします