理屈では測れないリアルな失敗エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
投資の失敗エピソード・回答者プロフィール
年齢性別:52歳男性同居家族構成:本人、妻(57歳)、長女(21歳)
居住地:愛知県
お仕事:会社員
世帯年収:本人1200万円、配偶者100万円
世帯金融資産:現預金6500万円、リスク資産6000万円
投資を始めた年齢や時期:27歳(1998年)
■リスク資産内訳(※詳細が不明なものも原文ママ記載)
つみたてNISA:約250万円
iDeCo:約200万円
投資信託:約500万円
日本株:約900万円
外国株:約2700万円
外国債券:約1500万
「バブル相場で踊ってしまい大損」
現在は億越えの資産があるものの、まだ投資初心者だった頃に、バブル相場で失敗をしてしまったという今回の投稿者。「ITバブルで本当に踊ってしまい」とエピソードが始まります。
「ヨーロッパ.comという.com銘柄ばかりに投資する投資信託で大損しました。その後、仕手株(※一部の集団によって価格を操作された株式)に捕まり、更に大損」してしまったそう。
「小金を稼ぐつもりで始めた投資でいきなり儲かってしまい、感覚だけで投機した末路です。その後、個別株などを止め日本の長期投資の先駆者、さわかみファンドを知り、20年近く投資し続けながら米国株の高配当株を中心に投資しております」と語ります。
「ビギナーズラックで気が大きくなっていた」
そもそも、失敗の理由について「初めて買った投資信託が直ぐに1.5倍位になり」、その結果「投資しない奴は馬鹿?」と有頂天になってしまったことが原因だったそう。ブームや人の言葉に踊らされた結果、ビギナーズラックで1.5倍になった利益もむなしく「450万円位まで膨れた資産が40万円位まで減ったと思います」と散々。
「しばらく現実を直視出来ませんでした。貯金からの現物買いだったので、誰にもバレませんでしたし、サラリーマンなので生活に困る事もありませんでしたが、頭が真っ白でしたね」と振り返ります。
当時の自分について「若かった」と反省し「(踊らされた)自分が本当の馬鹿だっただけですね」とコメントされています。
「積立と高配当株をコアにコツコツと続けるスタイルに」
当時の失敗から「何も知らずに直感と勢いで行動する事のリスクを学びました」と回答された投稿者。その後は「積立と高配当株をコアとして、グロース株(※価格変動の大きい成長銘柄)にサテライト投資してます(※コア&サテライト投資:リスクの小さい長期安定資産をメインに運用しながら一部でハイリスクハイリターンを目指す投資戦略のこと)。また、米国の金利が高い時にクーポンのあるドル建て債券を1500万円程買い、利金で米国高配当株を買い増ししてます」といったスタイルで投資をしてきたそう。
また「新規資金は新NISAでS&P500とインド株の投資信託のみ。新NISA(の枠)が埋まるまではこのスタイルで」行うと説明があります。
最後に「小さく、コツコツ始めましょう」とアドバイスを残していました。
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※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします