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46歳・資産7600万円男性「リスクが低いはずの投資信託で失敗」何が原因だった?

All Aboutが募集している「投資の失敗エピソード」から、投資を行う中でやってしまいがちな失敗事例を紹介。今回は大阪府在住46歳男性が後悔している投資の失敗談です。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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株価が順調に推移している時だからこそ、意識しておきたい投資にまつわる数々の落とし穴。ここではAll Aboutが継続的に募集している「投資の失敗エピソード」から、まわりの方がどのような失敗や後悔を経て今に至るのかをみていきます。

理屈では測れないリアルな失敗エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

投資の失敗エピソード・回答者プロフィール

金融機関の女性
年齢性別:46歳男性
同居家族構成:本人、妻(45歳)、長女(10歳)
居住地:大阪府
お仕事:自営業
世帯年収:本人1200万円、配偶者150万円
世帯金融資産:現預金5000万円、リスク資産2600万円
投資を始めた年齢や時期:33歳(2011年)

■リスク資産内訳(※詳細が不明なものも原文ママ記載)
・投資信託(NISA含む):1560万円
・iDeCo:700万円
・外貨預金:160万円
・外貨建保険:180万円

「勧められるがまま毎月決算型の投資信託を購入」

2011年に開始した投資信託で失敗をしてしまったという今回の投稿者男性。

「資産運用を始めてすぐ、十分な知識がなかったため(金融機関に)勧められるがままに『毎月決算型』の投資信託を購入。『毎月収入が得られる』『継続すれば不労所得になる』と思い込み、投資額を増やしました」と始まります。

その後「資産の時価評価額が増えないことに気付き、受取型から再投資型へ変えるも、毎月決算型は資金流出が激しく、なかなか評価額が増えないことが分かり、解約しました」とのことです。

「信用に足ると思う人からの提案は全て正しいと思ってしまう」

運用益については、2011年から2013年が「トータルリターンでプラスマイナスゼロくらい」、2013年から2020年が「500万円が600万円」と損をしたわけではないとのこと。

ただし2011年から2013年は「リーマンからの回復期だったことを考えると、まともなファンドだったら増えていたはず」、また「2018年から始めた低コストインデックスファンドの増加率はもっと高かった」と機会損失の面で後悔が大きいようです。

失敗の理由について、「『毎月収入がある』『不労所得』という甘い言葉に乗せられたこと。知識が十分でない状態で投資を始めたこと。デメリットを知らず勧められた商品を購入したこと」と回答。

また「信用に足ると思う人からの提案は全て正しいと思ってしまう。一度信じるとなかなか考えを改められないこと」が影響したと自己分析します。

「金融商品を販売する人とは距離をとるべき」

今回の失敗から「金融商品は『信用できる人』から買うのではなく『信用できる(理解できる)商品』を買うこと」を学んだという投稿者。

そのため、「金融商品を販売する『人』とは距離をとること。書籍やネットでも良いので、まずは自分自身で資産運用を勉強すること。金融庁サイトもオススメ。どうしても勉強する時間がない場合は、ネット証券でNISAのつみたて投資枠を使って、低コストのインデックスファンドで資産運用を始めること」をほかの方には心がけてほしいと言います。

くわえて「金融商品は買ってからが重要。期待できるパフォーマンスが出ているか、出ていないのであればその理由が何かを定期的に把握すべき。世の中にウマい話も不労所得もない。不労所得は努力の結果得られる成果にすぎない」との記載も。

失敗を糧に、現在のスタンスは「NISAのつみたて投資枠をフル稼働させ、低コストインデックスファンドを日々購入。上半期は上昇局面が継続するとみるが、下半期に相場が乱れるようであればNISAの成長投資枠で低コストインデックスファンドをスポット購入する。夫婦で年240万円ペースの購入を継続し、最長15年でNISA枠を消化する」計画で投資に臨まれているそうです。

※皆さんの投資の失敗エピソードをこちらからぜひお寄せください

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※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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