現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、埼玉県在住68歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:68歳女性同居家族構成:本人のみ
居住地:埼玉県
リタイア前の雇用形態:パート・アルバイト
リタイア前の年収:150万円
現在の貯蓄額:預貯金1700万円、リスク資産1億円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金35年、厚生年金不明
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万円老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):遺族厚生年金24万円(年)
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:なし
「とても年金だけでは暮らせない」
現在の年金額について「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「とても年金だけでは暮らせない」と語っています。
ひと月の支出は約「12万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「年500万円の配当金でも毎日節約」
年金で足りない支出については「株の配当で年約500万円の収入がある」ためそこで賄っているという投稿者。資産や収入は十分にあるように思いますが、「食事は1日1回。スーパーでは値引きしたものを買う。外食は特別なことがない限りは絶対にしない。コンビニは無料のクーポンがある以外は使用しない。手数料のかからない方法で振り込む。洋服は穴が開いても自分で修繕して擦り切れるまで着る。買い物は週3回。必要なものだけ売り場に行って買い、他のものは目にしないで急いで帰ってくる」とかなり節制されている様子がうかがえます。
「持ち家があることで辛さを耐え忍んでいる」
現在は一人暮らしで、ご主人が亡くなってから遺族年金を受給しているとのこと。「主人が亡くなる前は(夫は)年に約112万円ほど(の年金受給額)でしたが、私に対する遺族(厚生)年金は年に24万円しかもらえませんでした。それでも私の(厚生)年金は年17万円ほどでしたので、どちらにしますかと聞かれ、遺族(厚生)年金の24万円にしました」と振り返り、「自分の持ち家があることで辛さを忍んでいる」とコメントを残しています。
なお、現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには、「もっと早くに株をやっていれば良かった」と回答されていました。
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