追記:2024年4月にエリアが拡大し、料金が変更になりました(大人700円/小児350円、ワイド大人750円/小児380円)。当記事はリニューアル前の情報です
<目次>
「みなとぶらりチケット」について
「みなとぶらりチケット」は、横浜市営バス/横浜市営地下鉄が、横浜ベイエリア限定で乗り放題となる1日乗車券です。駅や窓口などの発売場所で購入できるほか、スマホで購入してスマホで乗れる「デジタル版」もあります。運賃(料金)は大人500円、小児250円です。
<適用区間>
横浜市営バス:横浜~元町・港の見える丘公園、三溪園
市営地下鉄ブルーライン:横浜駅~高島町駅~桜木町駅~関内駅~伊勢佐木長者町駅
上記区間に加えて、横浜市営地下鉄ブルーライン「新横浜駅」でも乗り降りできる「みなとぶらりチケットワイド」もあります(運賃<料金>大人550円、小児280円)。
いずれも、横浜市営バス、横浜市営地下鉄合わせて「3回」乗降すれば元が取れます。まずは、特に見逃せない特典サービスを紹介。
三溪園にバスで行くなら元が取れる!
「みなとぶらりチケット」は、三溪園にバスで行く際にはぜひ活用を。なぜなら、横浜駅から三溪園までは片道220円(往復で440円)、三溪園で提示すると入園料が100円引き(大人900円⇒800円)になり、それだけで元が取れてしまうからです。
土・日・祝限定で1日6便運行する「ぶらり三溪園BUS」なら、三溪園正門横の三溪園駐車場内にバス停があり、とっても便利です。平日、その他のバス系統については、三溪園のアクセス情報をご覧ください。
よこはまコスモワールドでは「700円」もお得
「みなとぶらりチケット」は、みなとみらいの遊園地「よこはまコスモワールド」でも特典サービスが受けられます。アトラクションで使える利用券がなんと700円引きに!(3500円分⇒2800円)必ず、有人窓口で「みなとぶらりチケット」を提示して割引を受けてください。券売機では割引適用を受けられませんのでご注意を。アトラクション利用券はプリペイド方式で、残高は購入日から1年間有効。購入日に使いきれなくても後日、利用できますのでご安心を。
横浜赤レンガ倉庫ではクーポンをもらうのを忘れずに
横浜赤レンガ倉庫では、掲載されている各店舗の特典サービスのほかに「赤レンガdeクーポン(クーポンシート)プレゼント」も実施。2号館1階インフォーメーションで「みなとぶらりチケット」を提示するともらえます(対応時間:11:00~20:00)。
配付時期によって「赤レンガdeクーポン」対象店舗は異なりますが、2023年11月にもらったものには41店舗が掲載されており、クーポンが4枚ついていました。配布は「みなとぶらりチケット」に記載されている日のみですが、「赤レンガdeクーポン」は有効期限まで使えます。
上記のほかにも、70以上の施設や店舗等で特典サービスが受けられます(2024年1月時点)。横浜市交通局「みなとぶらりチケット特典サービス」のページで最新の情報をチェックしてお出かけください。
京急線や相鉄線利用者もお得に
京急線や相鉄線の利用者も「みなとぶらりチケット」を組み合わせることができるのをご存じでしょうか。最寄り駅からの往復割引がセットになっていてお得なので、チェックしてみてください。京急線:横浜1DAYきっぷ
相鉄線:相鉄発みなとぶらりチケット(磁気券のみ)
「みなとぶらりチケット」使ってみた!
では、実際に利用してみましょう! とある平日に巡った横浜観光ルートを紹介します。
「みなとぶらりチケット」では、横浜市営バスはもちろん、観光スポット周遊バス「あかいくつ」や連節バス「ヨコハマベイサイドブルー」、観光路線<「ぶらり三溪園BUS」「ぶらり野毛山動物園BUS」>にも乗車できます。適用区間は横浜市営バスだけでなく、横浜市営地下鉄も乗り降り可能なので、適用区間地図をチェックしてみてください。案外、広いエリアで乗り降りできますよ!
1. 横浜市営地下鉄「横浜駅」で購入
この日は、最後に新横浜駅にも行く予定があったので「みなとぶらりチケットワイド」(大人550円)を購入。ちなみに、事前に購入しておいて、マジックなどで自分で利用する日を記入してもOKです。
2. 横浜駅東口「YCATショップ(売店)」で特典サービスを利用
YCATショップ(売店)では、飲料20%割引、お土産10%割引(一部商品除く)が適用されます。お茶とお菓子を購入。
3. 横浜駅東口から野毛山動物園へ
横浜駅東口から「横浜市営バス 89系統 ぶらり野毛山動物園BUS」に乗車し、野毛山動物園へ。約20分で到着。帰りのバスの時刻をチェックしておくと効率がよいです。 野毛山動物園は入園無料の動物園。管理事務所で「みなとぶらりチケット」を提示するとポストカードがもらえます。可愛らしい動物たちの姿に癒されながら、1時間ほど散策を楽しみました。「横浜市営バス 89系統 ぶらり野毛山動物園BUS」で桜木町駅前へ。
4. 「あかいくつ」に乗って横浜赤レンガ倉庫へ
桜木町駅前から観光スポット周遊バス「あかいくつ」に乗って20分ほどで、横浜赤レンガ倉庫へ。まずは2号館1階インフォーメーションで「赤レンガdeクーポン」をいただきました。 ランチは、横濱たちばな亭(2号館1階)で人気ナンバーワンの「洋食屋さんのオムレツライス」を。「みなとぶらりチケット」を提示すると5%OFFになります。ガラス張りの厨房では熟練スタッフの調理パフォーマンスが見られます。 Bayu Factory YOKOHAMA(2号館2階)では「赤レンガdeクーポン」を利用し、5%OFFで「ヨコハマバーム」をゲット。ここだけでしか買えない、横浜ならではのデザインなのでプチギフトにもおすすめです。
5. 「あかいくつ」に乗って港の見える丘公園へ 横浜赤レンガ倉庫から観光スポット周遊バス「あかいくつ」に乗って(約20分)、港の見える丘公園へ。春と秋はバラ園が楽しめるほか、入館無料の山手西洋館も見学できます。
6. 「あかいくつ」に乗って横浜ハンマーヘッドへ
港の見える丘公園から観光スポット周遊バス「あかいくつ」に乗って、横浜ハンマーヘッドへ。山下公園や大さん橋客船ターミナルを車窓から眺めながら、40分ほど乗車しました。 ミサキドーナツ(2階)では「みなとぶらりチケット」を提示すると5%OFFになるので、おやつを。他の特典(ドリンクセットなど)との併用はできないとのことで、ドーナツ(クリスマスシーズンでした)をテイクアウトして、テラス(フリーエリア)でいただきました。
7. 「ヨコハマベイサイドブルー」で横浜駅へ 横浜ハンマーヘッドからは連節バス「ヨコハマベイサイドブルー」に乗って、横浜駅へ。ヨコハマベイサイドブルーは2台がつながった長い車体のバスなので、乗るだけで観光気分が味わえます。約25分で東口の横浜駅改札口前に到着します。
この日は「みなとぶらりチケットワイド」を利用したので、この後、横浜市営地下鉄ブルーラインを利用し、新横浜駅へ。新横浜ラーメン博物館で「あの銘店をもう一度」の期間限定店のラーメンを食べました。
バスに6回乗車(1回220円)し、割引サービスや特典も活用したので、「とことん使いこなした」といえるでしょう。野毛山動物園や港の見える丘公園など、坂の上にある観光地も楽々アクセスできました。
ただし、バスは夕方や週末などは渋滞で遅延することもあります。運行情報のページで遅延等の情報がチェックできます。混雑時は心と時間に余裕を持って横浜観光をお楽しみください。
追記:2024年4月にエリアが拡大し、料金、特典が変更(みなとぶらりチケット)になりました(大人700円/小児350円、ワイド大人750円/小児380円)。当記事はリニューアル前の情報です。