ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。
シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。
35歳・年収700万円男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は静岡県に住む35歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。■家族構成
妻と子の3人家族
■金融資産
世帯年収:本人700万円、配偶者450万円
世帯金融資産:現預金1500万円、リスク資産3200万円
■積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/つみたてNISA・特定口座の両方:2018年から継続中
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)/つみたてNISA・特定口座・ジュニアNISAそれぞれ:2018年から継続中
・楽天VTI/つみたてNISA:2017年~2020年
・VT/特定口座:2019年に6カ月
・IVV/特定口座:2017年から2023年まで
6年前の2017年から積立投資を続けてきたという今回の投稿者。
「2017年9月頃から世帯で月3万3333円×2人分でスタート。そこから徐々に投資額が大きくなっていき、現在は月35万円程度を積立投資(一部米国ETFにつき為替によって金額上下動あり)。このほかに夫婦それぞれでiDeCoを1万2000円ずつ(資産額に含まず)」行っているとのこと。
現在のリスク資産の内訳は、「投資信託2000万円、米国株500万円、日本株100万円、米国債300万円、学資保険200万円、その他150万円」だそうで、運用益について「年末に1回、家族会議でそれぞれの金融資産の評価額を見ているだけなので、積み立てたものとスポットの内訳は全然分かりません。ただ、すごくプラスです」と回答。
「2019年末の段階で現預金を含む金融資産は3000万円ほどありました。コロナ禍の2020年3月~6月にかけては、余剰キャッシュで米国株をスポット購入。2021年から2022年には少し含み益は減りましたが、マイナスになることはなく、順調に増加しています。2023年末には4750万円まで金融資産が増加し、来年には5000万円の大台を突破できる見込みです」と30代のうちに準富裕層(資産5000万円以上)に手が届きそうだとコメントされています。
35歳・年収700万円男性が思う積立投資のメリットや2024年からの新NISAの予定は?
「積立投資のきっかけは妻の妊娠でした」と語る投稿者男性。「当時、私の月給から固定費を含む生活費をすべて支出していたためカツカツで厳しかったのですが、子どものために節約を頑張ることを決意。その旨を妻に伝えたところ『私(妻)の収入とあんた(夫)のボーナスは全部貯蓄してるから』との衝撃発言。そのうちの一部は米国株になっていたようでした」と、もともと奥様が資産の管理や運用をしっかり行ってくれていたのだそう。
その後、「自分自身で投資の勉強を始め『効率的ポートフォリオ理論』に出会ったことでインデックス投資を始めました。増減に関しては、見るとヒヤヒヤするので、基本的に妻が管理してくれています」とのこと。
また、「資産が3000万円を超えたあたりで『あ、会社で偉くなる必要ないから、好きな働き方ができなければ会社辞めてもいいかも』と思えるように」なったと言います。
「今は全国転勤なしの地域限定社員にシフトし、毎日定時退社で仕事も顧客もなるべく厳選して対応しています」とのことですが、無駄な仕事を減らしたことで逆に「生産性も上がり、ここ3年、社内の査定は上位5%をキープ出来ています」と仕事に良い影響が出ている様子です。
なお新NISAについては「私(夫)月額30万円、妻月額10万円+成長枠で彼女が目をつけている個別株をスポット購入。積立投資は全てS&P500連動の投資信託で行います」とのこと。
最後に、これから投資を始める方へのアドバイスとして、「以下のような事が重要かと思いますのでご参考下さい。積立投資は続けることが最重要。パートナーと目標や価値観を共有し、互いを尊重する。(資産運用は)入金力で差がつくので、自分が無理してでもパートナーが正社員で働ける環境を作る。料理を含む家事や育児ができない男は年収2000万円くらい稼げないとダメ。時短家電は積立投資よりも先に投資すべき」と、いかに入金力を上げるかが重要だと語られていました。
※皆さんの投資エピソードを募集中です
積立投資に関するエピソードの応募はこちらから
投資の成功体験エピソードの応募はこちらから
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします