現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、山口県在住61歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
同居家族構成：本人のみ
居住地：山口県
リタイア前の雇用形態：自営業・自由業
リタイア前の年収：200万円
現在の貯蓄額：預貯金約3000万円、リスク資産6000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数：国民年金37年、厚生年金6年
現在受給している年金額（月額）
老齢基礎年金（国民年金）：なし老齢厚生年金（厚生年金）：なし
障害基礎年金や障害厚生年金（障害年金）：なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金（遺族年金）：なし
その他（企業年金や個人年金保険など）：遺族年金560万円（年額）
配偶者の年金や収入：なし
「夫を事故で亡くし遺族年金で暮らしている」
現在の年金額について「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「主人が事故で亡くなったため、労災の方から遺族年金をいただいて、遺族厚生年金と、船員保険からの遺族年金もあります。非課税なので助かります」と語っています。
ひと月の支出は約「25万円」。年金で「毎月賄えている」と回答されています。
「習字教室で年200万円、株式配当などで年300万円」
年金以外の収入については、「自宅で習字教室を週4回やって生徒からパワーをもらっています。その収入が年間200万円はあります」とのこと。またそれ以外にも「株式などの配当金が年間300万円ほどあります」との記載が。
十分に収入を確保できている様子ですが、「テレビはこまめに消すとか、寝る1時間前には温風ヒーターを消すとか、電気代節約を考えてます。洗濯には風呂の残り湯を使ったりしてます。小さい畑で野菜を作ったり」と節約すべきところは意識しているそう。
「子には頼らず施設に入るつもり」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いに、「今も仕事してますが、お習字教室が楽しく、やれるだけ頑張るつもりです。特に後悔はないです」とコメントする投稿者。また「おかげさまで月に47万円近い年金があり、できるだけ子供達には残さないで好きに使おうと思ってます。一人暮らしなのでとにかく健康で元気にこれからも生活できたら良いなと思うだけです」と日々の暮らしをいかに充実させるかを考えられている様子です。
そのため「自分の趣味や、やりたいことにはお金を使うことにしてます。映画やサウナ、自分磨きのために、美容院やエステなどはケチりません。友達とランチに行ったり、旅行に行ったりと、楽しむことは元気の秘訣だと思ってます」とのこと。
それでも「子供達には頼らずに。自分のことができなくなったら、施設に入る覚悟はできてます」と回答されていました。
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