現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、岐阜県在住63歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:63歳女性同居家族構成:本人、母(89歳)
居住地:岐阜県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:200万円
現在の貯蓄額:預貯金約250万円、リスク資産50万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金40年、厚生年金20年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし老齢厚生年金(厚生年金):2万2000円(特別支給の老齢厚生年金)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
同居家族の年金や収入:母の年金88万円(年額)
「貰えるだけマシだが」
現在の年金額について満足しているかの問いに、「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「特別支給の老齢年金なのでもらえるだけマシだが、3歳差で60歳でも全額貰える(人がいる)のが不満」と支給開始年齢や受給額に差があることに不公平感を感じている様子です。
ひと月の支出は約「18万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
「美容師のアルバイトを月18日」
年金で足りない支出については「アルバイトの13万円、母の年金から3万円補填」しているという投稿者。アルバイトの内容は「美容師」で「月18日、週4日8時間労働」で働いているとのこと。
また「必要な物であれできるだけ買わない」ことで支出を抑えているそう。
「マイホームを買ったことで半生大変な思いを」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いに、「洋服など買わず、貴金属を買ったほうがのちのち為になっていたはず。優良な会社の株へ投資するべきだった」と回答した投稿者。さらに「高い金利の時にマイホームを買ったことで半生、大変な思いをして病気にもなった。家を持つ時期を誤った」と支出面での後悔が大きい様子です。
なお特別支給の老齢厚生年金を受給している今の生活については、「働いて収入があるのでそれは(現役時代とは気持ちの面で)変わり無し。余録(※余得。ここでは収入のことを指していると思われる)が少し入ることで安心感から寿命が伸びる気がする」と収入があることで落ち着いて暮らせるよう。
今後65歳以降の年金生活については、「たいした年金額ではないので全額、貰えるようになっても働いていないと不安な気持ちのはずで楽しめるのかな? 兎に角もう、倍の金額が必要なので自分で何とかしなければの一択」と回答されていました。
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